23.フロントディスクローター交換(中華ウェーブディスク)
 

生産終了から25年以上経過するNX125、各部の傷みもかなり進んでいます。

その最たる部品がフロントのブレーキ周り。

以前キャリパーはオーバーホールしましたがディスクローターは廃版になっており入手不可でした。

ディスクローターを傷めないように、パッドのみストリート用の柔らかいものを選んでだましだまし

乗っていましたが、最近特にフルブレーキング時に異音が出だし、いよいよ寿命が近づいている

ようです。(すでに寿命を過ぎているかもしれませんが・・・。)

とりあえずネットで調べて流用できそうなディスクローターを探します。

真っ先に候補に挙がったのがXLR125Rのディスクローター。

メーカー在庫もあり、某オークションでは社外品(中華?)パーツも数多く出品されています。

詳しく調べてみるとローター径、PSDともほぼ同じようです。

ただし取付ボルトの穴径が違い穴を拡大しないと付かないようです。

XLR125R用を購入する予定で軍資金を貯めていたある日、某オークションにAX-1用ローターが!形状をみるとXLR125R用と同じです。

しかも取付ボルト穴が明らかに大きい!出品画像にはパーツが入った袋に『AX-1、NX125用』とマジックで手書きされています。

ビンゴーーーー! AX-1用ならそのまま流用できそうです。

この時は出品価格が高く、軍資金も足りなかったので見送りましたが、別にオークションで検索するとAX-1用で数点社外ディスクローター(中華)が

出品されているではありませんか!!

しかも純正形状とウェーブディスクタイプの2種類出品されています。

なぜか純正タイプは高く、ウェーブディスクタイプはかなり安い!

 

純正スタイルが理想ですが、予算の都合と もし合わなかった場合のダメージを最小限にするため

ウェーブタイプを購入。

某オークション入札から4日ほどで届きました。(早っ!)

しかも外箱などはなく、新聞にくるんだ状態でレターパックで送られてきました。

 

念のため曲りが無いかチェックしましたが、問題ありませんでした。

メーカーは『Arasi』、加工もキレイで見た目はちゃんとしています。

ネットで調べてみるとこのメーカーのディスクローターを大型バイクに使用しているブログなどを

発見、特にトラブルもなくブレーキの効きや使用感、耐久性も問題ないようです。

さすがに大型バイクに使うのはちょっと怖いですね。。。

一緒にディスクパッドも購入。

今回はディスクローターの消耗を気にすることもないので、効き目重視でデイトナの赤パッドを選択。

前回購入したSBSのパッドにはXLR250やAX-1と共にNX125が書かれていましたが、

デイトナ赤パッドのパッケージにはNX125の表示は有りませんでした。

マイナー車なので適合表の印刷スペースの都合で省略されたのでしょうか?

まあ、他に掲載されている車種は前回のものとほぼ同じなので問題ないでしょう。

早速交換開始。サクッとフロントホイールを外します。

ホイール単体になったところで、ディスクを外します。

固定しているボルトが固着していたらどうしようかと心配でしたが、バーナーでボルト頭を

加熱した後レンチで回すと、意外にあっさりと外れました。

ネジロック剤が塗られていることで密閉されてネジが腐食しなかったからでしょうか?

とにかくひと安心。

取り外したディスクローターをチェック。

無数の段減りした筋が付いて表面は凸凹です。

ちなみに定規を当ててみると、パッドが接触する面の中央が深くえぐれて定規の後ろの光が

漏れて見えます。

これは酷いですね。

ディスクローターの使用限度はMIN 3.5mmですが中央部は2mmちょいしかありません。

取り外したディスクパッドもボロボロ。

ディスクの形に合わせカマボコ型に削れて、周辺はライニング材が崩れ落ちています。

効きも悪く、異音がするはずです。

キャリパーも分解、パッド交換の準備をします。

中はブレーキダストで真っ黒。

前回交換して約6000km走行しましたが、柔らかいストリート用を使っていたので

特にダストが多いようです。

キャリパーは中性洗剤で中を洗った後エアブローして乾燥。

続いてフロントホイール。

スポークが錆々です。

まだ部品は出るようですが、かなり高価なので今回はパス。

見た目だけでも綺麗にします。

まずスポークの錆をワイヤーブラシでこすり落とします。

その後水洗いして良く乾燥させた後にパーツクリーナーで脱脂します。

スポークの錆を落とした後、クリア塗装で保護しようかと考えていましたが、

やはり手作業では茶色い錆を完全に取り除くことはできませんでした。

そこで以前フロントフォークの点錆隠しに使ったシルバーの防錆塗料の残りでスポークを

塗装していきます。

ハブに付かないようにスポークのみを1本1本筆で塗っていきます。

スポークが入り組んでいる上、筆が入る方向が限定されるので、ホイールの向きを変えながら

塗残しが無いように丁寧に塗っていきます。

スポークの塗装完了。

遠目には綺麗になりました。

錆止め塗料なので、しばらくは錆を防いでくれるでしょう。

いよいよディスクローターの交換です。

新旧のローターを並べて比較します。

この時点でボルト穴の径やピッチを確認、全てドンぴしゃの寸法でした。

ディスク固定のボルトは新品を注文。

ここは再利用するのはちょっと心配です、安心感を買う意味でも新品にすべきです。

新しいディスクはパーツクリーナーで表面をしっかりと脱脂。

フロントハブのディスク固定穴に残った古いネジロック剤もパーツクリーナーで洗浄、

その後新しいディスクを固定します。

新規で購入したディスク固定ボルトにはあらかじめネジロック剤が塗られているので、あとは

ボルトを締め付けていくだけです。

念のためボルトは対角に締め付けました。

取付は何の問題もなく正にボルトオン!

続いてブレーキキャリパー。

内部洗浄のあとしっかり乾かして、ピストンにシリコンルーブ(シリコングリス)を塗りながら

ピストンを出し入れし動きを滑らかにします。

新品ブレーキパッドは鳴き防止のため面取りをし、裏側のピストンが当たる部分に

極薄くシリコングリスを塗ります。

パッドピンも腐食して表面が凸凹だったので新品のパッドピンと保護キャップを用意、

リフレッシュしたキャリパーにパッドをセット。

ピンにシリコングリスを薄く塗りキャリパーに固定、キャリパーの準備完了です。

フロントホイールを車体に取付。

もちろんアクスルシャフトを締めこんだ後サスを数回ストロークさせその後アクスルの割締めを

対角に締め付け。

これでサスペンションの芯出し完了・・・のはずです。

キャリパーを固定して作業完了。

フロントディスクがウェーブタイプなので見た目的にちょっと違和感がありますが、

綺麗になりました。

あと、スポークを塗装したのが効いていますね。

フロント周りのみすぼらしさが幾分かましになりました。

  

 

ディスクローター交換後に周辺をナラシ運転。

今回はディスクローター、ブレーキパッド共に交換しているので、あたりが出るまで注意が必要です(特に中華パーツなので細心の注意を払います)。

あたりが出る前にパッドが熱を持たないように霧吹きで水を掛けながら家の近所を走ります。

走り出してすぐブレーキをかけてみると案の定まったくブレーキが効きません。

こまめに停止して霧吹きで水をかけながら、加速しては急ブレーキを繰り返し、50mほど走ったところで突然音が変わりフロントがロックするくらいに

ブレーキが効き出しました。

え?、、、いとも簡単にあたりが付いたようです。

その後試運転で近所を走りましたが、ブレーキが効く!気持ちいいくらいに減速します。

タッチも握り始めからドンッ!と効いたり、急にロックするような事もなく、ブレーキレバーを握った分だけググッ!と効く感じです。

いいです。

んー早く変えればよかった。

あとは耐久性ですね。

格安中華ローターだったので、パッドや周辺ボルト類を一緒に購入しても、オークションに出ていた純正部品の落札価格の半分くらいで済みました。

 

 

  2015.4.18