BEETチャンバーベースのワンオフチャンバー製作

BEETチャンバーをベースとしたワンオフチャンバーを製作するきっかけは、当時保有していたBEETチャンバーのメンテナンスがやりずらく、よりメンテナンスしやすい仕様のチャンバーが欲しいという事から始まりました。

製作にあたり、色々と調査してところ2スト車を得意とし、ワンオフ製作が可能なバイク雑誌『クラブマン』でRZカスタム特集の際にRZのワンオフを製作していた ”KP” 様に製作依頼する。

(注文先)

KP http://www.sainet.or.jp/~kp-inc/

※現在、KP は”クオリティーワークス”にて工房が移動されました。

(注文内容)

■ ”BEET"チャンバーを持ち込み、その寸法を参考に製作。(BEETボアアップKIT装着も前提)

■ サイレンサーカバー固定部はネジに変更(オリジナルはリベット打ち)

(完成したワンオフチャンバーの特徴)

■排気容量UPを想定し、エキパイの取り回しを変更・直線化して後半の膨らみ部を1回り大きくした。

■サイレンサーカバーの取り付けをネジに変更

(費用)

[パーツ項目] [流用品目] [単価(税込)] [合計(税込)]
前後チャンバー ワンオフ @\ 100000 \ 100000

BEET製310ccKITのレプリカ製作

80年代にBEET工業よりKR250用社外パーツとして『BEET310ccKIT』は販売された。

現在、幻のパーツとして”KRマニア”から伝説化(?)されているが、幸運にも十数年前に入手した事がきっかけで長年、この『BEET310ccKIT』のレプリカ(複製)製作を夢見ていた折、ようやく実現した。

[流用ピストン調査・入手]

流用可能なピストンを長年調査していたが本当に偶然、KAWASAKI の昔のOFFロードバイクで、おそらく同じで部品ではないかというピストンを発見した。 この発見によりピストン入手が可能となり(しかも新品で入手可能)レプリカ製作における第一歩となった。

注文先)T.K.R.J http://www.tkrj.co.jp/jp/

モデル名)Kawasaki KE175D ピストンKIT ※このピストンKITおよびピストンやピストンリングの単品も製造終了(2017.6.26確認済)

(費用)

[パーツ項目] [流用品目] [単価(税込)] [合計(税込)]
ピストン KE175用
ピストンリング KE175用 \8925(1個SET)(税込) x2個
ピストンピン KE175用
\17825(税込)

[BEET310ccKITのピストンと流用ピストンの比較]

(左)BEET 310cc用(右)KE175E用

[ピストンピンカラーの製作]

また、ピストンとピストンピンの干渉部分に入れるピストンピンカラーも製作する。

(左)ピストンに装着された状態(右)ピストンから外した状態

カラー等ワンオフ製作が可能という『日本プレート精工株式会社』様 に早速依頼しました。

注文先)日本プレート精工株式会社

 http://www4.ocn.ne.jp/~nps/ordermade/

(確認)

現物カラーの材質:

内径及び外径の精度がそれなりに確保されているようですが、どこまでの範囲が許されるのかは不明です。 寸法がアルミの場合ですと加工不可な部分があり。 そこで、2種類のカラーを製作依頼しました。(納期2週間程)

[シリンダー製作]

シリンダー内のスリープ加工ではなく新規にメッキシリンダーを製作OKというSHOPの 『ガレージロングフェロー』様 に依頼しました。

【依頼内容】

 ●KE175D のピストンを使用

●ポート等の寸法はオリジナルを踏襲

 ●塗装をはがし、オリジナルと同様な表面加工

注文先) ガレージロングフェロー

  http://www.garage-longfellow.com/

納入期間:3〜4ヶ月

BEET310ccKITオリジナルと製作した310ccKITレプリカ の比較画像

(左)オリジナル (右)製作依頼品

(費用)

[パーツ項目] [流用品目] [単価(税込)] [合計(税込)]
シリンダー KR250用 中古
シリンダー KR250用 加工依頼料

1気筒 @\70200(税込)

@\70200(税込)x2気筒分
\140400(税込)

[ガスケット製作]

ボアアップシリンダーの製作に伴い、ガスケットもピストン径を拡張したガスケットが必要になり、インターネットや雑誌等で調べ、ようやく見つけた『KET&KET』様 に製作依頼しました。

注文先)株式会社ケットアンドケット

  http://www.ket-ket.co.jp/pc/index.html

<製作依頼内容>

・KE175ピストンの径に合わせたガスケット製作依頼(注文したのが昨年末で1週間前後で納品されました。)

(費用)

[パーツ項目] [流用品目] [単価(税込)] [合計(税込)]
ガスケット金型(ビード)製作 KR250用 \37800(税込) \37800(税込)
ガスケット製作(Φ61.0) KR250改310用 加工依頼料

(@\1728(税込)x5枚)

\8640(税込)
\46440(税込)

[BEET製310ccKIT製作費用]

『BEET310ccKIT』のレプリカ製作にあたりトータル費用(大枠)は以下の通りです。

(TOTAL費用)

[パーツ項目] [流用品目] [単価(税込)] [合計(税込)]
[ピストン] \17825(税込)
[ピストンピンカラー] \13608(税込)
[シリンダー] \140400(税込)
[ガスケット] \46440(税込)
総合計 \218273(税込)

AVDSキャンセルパーツの情報

AVDS独特のFブレーキング時に踏ん張り、ブレーキリリースするとFサスが沈み込むという機能に違和感があるオーナーにおススメなのが、カワサキ系SHOP『モトファクトリー』のAVDSキャンセルKITです。

入手先)モトファクトリー (Kawasaki 空冷GPz系を得意とするSHOP)

【装着後のセッティング情報】

[OILの種類] [OIL量] [エアー] [インプレ]
G15 315mm (規定通り) ブレーキング時の沈み込みが少なく踏ん張りが利く(固め)

ブレーキレバーの流用

太めのグリップに交換したらフロントブレーキレバーが少し遠くに感じるようになったので、4段階調整付ブレーキレバーを購入し、取り付ける。

入手先)ビッグワン

入手方法)今回Yahooオークションで落札したが直接HPでも注文OKみたいです。

商品名)YAMAHA,SUZUKI,KAWASAKI用旧型レバー  ※ZX-10R,バルカンクラシック400,ZXR250R,エストレアRS と共通

部品番号)MKW12000B-B

純正部品でステップ流用

ノーマルのステップはとてもゴツいゴムのステップでライディング時の踏ん張り具合もあまりよくないので、社外品のバックステップも考えたがノーマル状態でも充分にステップ位置が高いことからいろいろと模索中。 カワサキは同じカワサキ車ならステップ等の流用が可能との情報を知る。 いろいろと試したが空冷2バルブの”ゼファー”が一番落ち着いた。見た目も違和感なく、踏み込みもしやすくなった。

エアークリーナエレメント流用

YAMAHA YZ80(またはYZ85)のエアークリーナエレメントがKR250の円錐形エアークリーナエレメントと形状が近い事が調査して確認できた。

【ノーマルチャンバー装着時】

流用パーツ) TwinAir 製(93'〜01') YZ80 用

装着時の注意) プラスチック型に合わせ下部を少し引っ張りしながら装着

セッティング) ノーマルのまま(ボルトオン)

【社外チャンバー装着時】

流用パーツ) TwinAir 製(93'〜01') YZ85 用

装着時の注意) プラスチック型に合わせ下部を少し引っ張りしながら装着

セッティング) 車体差によるがキャブ調整した方が良い

プライマリギヤ取付部のOILシール流用

このOILシールは欠品ですが、カワサキ純正品として供給しているOILシール製造業者(NOK)で、これに類似した部品が販売されているので、それを流用します。

NOK オイルシール TC42559(AE2483E) 1個\425(税込)

※異なる内容は高さ(厚み)が、純正品(型番42049-1213(NOK AE2481F 6mm) に対し、AE2483E 9mm です。

※現在の所有車に取り付けていますがOIL漏れ等はなく、問題ありません。

キャブレター系パーツの入手情報

キャブレターの消耗部品については”岸田精密工業”の『KEYSTER』が有名かもしれません。

入手先)岸田精密工業

キャブレター燃調キット FK-5062N \1個\3000

※キャブレターが2つの場合、2個必要です。

310ccシリンダーの高回転向けカスタム

Beet310ccKITを模して製作したシリンダーはボアを拡大した事で低速でのトルク感が太くなり、扱いやすくなったものの高回転域で若干伸びが鈍る感じは否めなかったので、 高回転仕様に向けて各パーツを加工して高回転域の伸びを満足いくものにしようとカスタムを開始した。

高回転域を生かす場合の加工POINTは以下の通り

@ヘッド回り加工(高圧縮化)

Aシリンダーのポート加工(流動量の拡大)

Bロータリーバルブの加工(吸気量の拡大)

加工内容については、『KR250クロスミッションKIT』(これも絶版品)に付随する説明書を参考に作業していきます。 ただし、この説明書は”250cc”仕様なので、310cc仕様として流用可能かどうか不明ですが、実験用パーツのひな型をひとまず作成 していこうと思っています。(その後、それをサンプルにして微調整加工していき、”310cc”仕様品を作る流れになります)

@ヘッド回り加工

KR250の場合、シリンダーヘッド側は加工せず、シリンダー上部を”0.6mm”削って高圧縮を実現させます。

Aシリンダーのポート加工

ポート加工はなかりシビアに加工しなければならない内容なので、まずは前述の通り『KR250クロスミッションKIT』の内容に沿って ポート加工していきます。加工後、エンジン組み付け、テスト走行、シリンダー取り外し、を行って310cc仕様品のひな型を完成させる予定です。

ポート加工後<310cc仕様として完成後>