サプリメントは、正しく用いることで健康維持に高い効果を発揮します。多忙な生活を送っていると、どうしても外食が多くなり、脂肪とカロリーは過剰摂取する一方で、ビタミンやミネラル、食物繊維などが不足しがちになるものです。しかし、サプリメントを効果的に用いることで、欠落した栄養成分を補い、健康を維持していくことができます。ただし、注意しなければならないのは、“サプリメントは食事の代わりにはならない”ということ。以前、あるテレビ番組で、食事は白いご飯だけ、しかしサプリメントは山のように飲む――という人が取り上げられていましたが、この人を病院に連れて行って健康診断を受けさせたところ、非常に不健康であり、特定の栄養素が欠如している、という結果が出ていました。サプリメントの効果だけに頼りすぎ、食事をおろそかにしないよう、気をつけていきたいものです。
サプリメントにも“食べ合わせ”があることをご存じでしょうか?サプリメントどうし、サプリメントと食品、サプリメントと医薬品など、組み合わせによって効果が高まったり、効果が消えたり、効果がないどころか逆に副作用が出たり……。効果が高まる例としてまず挙げられるのが、ビタミンEとビタミンC。この両者は一緒にとることで抗酸化効果がアップします。ビタミンB1、B6、B12も、一緒にとるとお互いの効果を高めてくれるといいます。逆に効果が弱まる例としては、食物繊維プラス、ビタミン・ミネラル。食物繊維を大量にとると、ビタミン・ミネラルの吸収が阻害されてしまうのです。また、ヨーロッパで老化防止サプリメントとして多く流通しているイチョウ葉エキスは、解熱鎮痛剤のアスピリンと一緒にとると危険であるといいます。この他にも、様々な食べ合わせ・飲み合わせが指摘されています。
サプリメントというと、一般に“健康維持のためのもの”――と考えられがちですが、中には特定の目的のために用いられるサプリメントもあります。その一つが、スポーツ・サプリメントと呼ばれるもの。これは、スポーツ選手に不足しがちな栄養素を補うことを目的として作られたサプリメントで、代表的なものに、プロテイン・サプリメントがあります。“プロテイン”とは、"タンパク質"のことで、人間が生きていく上で欠かすことのできない栄養素の一つです。ところで、スポーツを行なっている人は、筋肉を発達させるために、普通の人に比べ、はるかに多くのタンパク質を必要とします。しかし、そのすべてを食事からとろうとすると、非常に多くの量をとらなければならず、それを肉などで補おうとすると、生活習慣病の原因ともなる脂肪分や塩分なども大量に摂取してしまうことになります。そこで、タンパク質を効率よく補うことができるように作られたのが、プロテイン・サプリメントなのです。
サプリメントは様々な原料から作られていますが、プロテイン・サプリメントは原材料から大きく植物性と動物性の2種類に分けられます。まず、植物性のプロテイン・サプリメントは、大豆から作られる“大豆プロテイン”がほとんどを占めています。これは大豆のタンパク質を分離して作られたプロテインです。動物性のプロテイン・サプリメントには、“ミルクプロテイン”、“ホエイプロテイン”“エッグプロテイン”などの種類があります。ミルクプロテインは、牛乳からタンパク質を分離して作られたプロテイン。ホエイプロテインは、牛乳から脂肪分とカゼイン(タンパク質の一種)を取り除いたホエイと呼ばれるものから、タンパク質を分離したプロテイン。エッグプロテインとは、卵の卵白からタンパク質を分離して作られたプロテインです。プロテイン・サプリメントは、スポーツをする人は筋肉の増強、女性はダイエットを目的として摂取する人が多いようです。