食品添加物は、多くの人々が日常的、かつ長期にわたって体内に取り入れるものであるため、その安全性の確認が必要とされます。食品添加物のうち、合成添加物については、日本では食品衛生法によって、種類、品質、用途などの規制が行なわれています。天然系の添加物については、かつては規制がありませんでしたが、平成7年に新たに規制対象とされました。これらの規制に加え、消費者が食品に使用されている添加物を知るため、現在は全包装食品について、食品に使用された合成添加物・天然系添加物の表示が義務づけられるようになりました。しかし消費者からは、食品添加物の物質名が専門的であるため具体的にどのような害があるのかわかりにくい、輸入食品の表示が不十分である――といった声も多くあがっています。
食品添加物とは、食品衛生法第二条においては「添加物とは食品の製造の過程においてまた食品の加工もしくは保存の目的で食品に添加・混和・浸潤そのほかの方法によって使用するもの」と定められており、現在はおよそ350種類の合成添加物、500種類の天然系添加物の使用が認められています。食品添加物は、食品の色をよくする(着色料・発色剤・漂白剤等)、香りをよくする(着香料等)、味をよくする(甘味料、酸味料等)、腐りにくくする(保存料、酸化防止剤、防かび剤等)といった目的のために用いられています。しかし、これらの食品添加物には、発ガン性、催奇形性、その他の毒性を有するものが少なくなく、残留農薬と並んで、“食品の安全性”を語る上で問題とされています。
食品の偏ったとり方による栄養バランスの乱れは、様々な病を引き起こす因となります。現代の食習慣においては、カロリーや脂肪を過剰摂取する一方で、ビタミン・ミネラルが不足する傾向にあるといえるでしょう。高カロリー食品・高脂肪食品は、それが誘因となって肥満、高脂血症、さらには虚血性心疾患、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病をを引き起こします。一方、ビタミン・ミネラルは、体機能の調整作用という重要な役割を担っていますが、日常摂取する食品から、これらを十分にとることは難しくなってきています。ビタミン・ミネラルが不足すると、体全体の代謝機能に乱れが生じ、健康状態も悪化します。こういったことを防ぐためには、まず食生活の乱れを見直し、栄養バランスのよい食事をとる習慣を身に付けなければなりません。
食品から、わたしたちの体は作られています。それゆえ、食事は単に空腹を満たすだけではなく、栄養バランスをよく考えて食品を選ぶ――ということが大切になってきます。人間が生きていく上で必要とされる栄養素には、三大栄養素として知られる炭水化物・タンパク質・脂肪と、ビタミン、ミネラルの五種類がありますが、これらの栄養素はいずれも重要な役割を持ち、健康な身体を維持していく上で欠かせないものです。ところが現代の日本では、食事内容の西欧化や、外食産業・コンビニエンスストアの拡大などにより食習慣が大きく変化し、高カロリー食品・高脂肪食品が好まれるようになる一方で、ビタミン・ミネラルが不足するというように、栄養バランスに大きな偏りが生じるようになりました。最近では、普段の食事だけでは不足しがちなビタミン・ミネラルなどを、サプリメントから補う人も増えてきています。