幼児教室

幼児教室の意義

昨今、脳の発達が解明されてきたことから、幼児教育の重要性が叫ばれています。しかし、幼児教育に関しては、必ずしも賛成意見ばかりではありません。幼児教育に対する反論として、「パターン化された受け身の学習が多く、子どもは自発性・創造性の領域の発達が抑圧され、受け身的になってしまう危険がある」「幼児教育には『もっと早く、もっと正確に』という基本原則があり、目に見える事柄のみを重視し、目に見えない『心が育つ』過程をおろそかにしている傾向がある」などがあります。とはいうものの、他の子どもたちが幼児教室に通っていれば、うちの子も…と思うのも理解できます。その際は、幼児教室の本来の目的とは、「知育や能力アップだけではなく、子どもの個性や能力を上手に引き出すとともに、自立して生きていく力を育てる手助けをすること」ということを忘れないようにしましょう。決して子どもに押し付けたりしないように。あくまでも幼児教室は子どものためのものということをお忘れなく!

幼児教室とは

幼児教室とは、幼児のための自宅外教室、いわゆる小学生や中学生だったら塾・習い事にあたります。ひと口に幼児教室といっても内容はさまざま。もっとも多いのが「英語教室」。英語は早い時期から習うと身につきやすいということから広まっています。次に、多いのが「ピアノ教室」。ピアノなどの音楽も小さい頃から習うと音感やリズム感が身につくことから人気があります。また、「水泳教室」「サッカー教室」「リトミック教室」「学習教室」「絵画・工作教室」など幼児向けの教室は数多くあります。しかしながら、幼児教室は必ずしもいいところばかりとは限りません。幼児教室には直接的な監督官庁はなく、設立に際しても許認可を必要としません。無認可保育所と同じで「明日から幼児教室を始めるぞ」と宣言すれば誰でも簡単に作れるのです。また、講師にも資格などを必要としないため、誰でも講師になることができます。ゆえに、この世界には怪しい幼児教室がはびこっているのも事実です。では、良心的な幼児教室を選ぶにはどうしたらいいのでしょうか。まず、幼児教室を決める前に、必ず体験レッスンなどに参加してみることです。実際に体験し、スタッフの人たちのから詳しい話を聞いてみることです。体験レッスンへの参加は、複数の人、例えば配偶者や姉妹などと一緒に行くことをオススメします。一人の場合、雰囲気に飲まれてしまい、じっくり観察できなくなることもありますから。幼児教室、せっかく通わせるのですから、子どもに合ったいいところを選びましょう。

幼稚園・保育園・認定こども園

小学校前の子どもが通う施設として、幼児教室以外に幼稚園や保育園があります。幼稚園とは、文部科学省管轄の学校教育法に則り満3歳からの入園が許可されている教育施設で、国立、公立、私立があります。国立幼稚園の多くは人気が高く、特に首都圏の国立幼稚園の入園倍率は、驚くような数字になっています。また、有名私立幼稚園や有名大学附属の幼稚園も人気があります。これら人気の幼稚園の入園試験にパスするために、幼児教室に通う子どもたちも結構いるようです。幼児のうちから受験競争に身をおかなければならないのは少しかわいそうな気もしますが、これも世相なのでしょう…。一方、保育園は、厚生労働省管轄で、日々保護者の委託を受けて、子どもを預かり保育している児童福祉施設です。幼稚園と保育園の違いは、幼稚園の保育内容の基準が学校教育法施行規則の一部で、基準を守らなければならない義務がありますが、保育園にはその義務がないこと。幼稚園は親の就業いかんに関わらず誰でも通わせることができ、保育時間は4時間(標準)であるのに対し、保育園は親の就業の関係で子どもを見ることができない場合のみ通わせることができ、保育時間は原則8時間です。上記の違いだけで、似ているところの多い幼稚園と保育園を一元化したのが、認定こども園。2007年4月よりスタートしました。認定こども園では、親の就労状況にかかわらず、就学前のすべての子どもを対象に、幼児教育と保育の両方を提供。幼稚園のような短時間利用にも、保育所のような長時間利用にも対応しています。基本的には、2歳児までは保育が主体。3歳児以上は全員に幼児教育を行い必要に応じて保育も提供しています。なお、認定こども園の利用料は、従来のサービスにさまざまなサービスが加わることにより、高くなる場合が多いようです。

幼児教育について

幼児教育とは、子どもの能力を伸ばすために、幼児のうちから色々と学ばせることで、早期教育ともいいます。ちなみに幼児とは、一般に満1歳から小学校就学時までの子どもを指します。昨今幼児教育の重要性が注目され、子どもをスイミングスクール、ダンス教室、体操教室、英会話教師、ピアノ教室などに通わせる親が増えているようです。幼児教育の重要性が叫ばれるようになった背景に、脳の発達についてわかってきたということが挙げられます。脳細胞は受精から誕生までに、成人と同じ神経細胞がつくられ、3歳で80%完成します。以後この数は、減ることはあっても増えることはありません。脳の伝達細胞であるシナプスは、環境によって脳が刺激され増加します。そのため、早期の幼児教育をして脳のシナプスを増やそうというわけです。幼児教育とは、本来は楽しく遊べる子になるように、子どもを少し手助けしていくことにありますが、現状は、習い事や才能開発、知能アップなどに偏っているようです。また、幼児教育とは、子どもの本来持っている生きる力を引き出す手助けをすることのはず。決して「おけいこ」や「お勉強」だけにしないことです。幼児教育で大切なのは、幼児教育をして何を目指すかということでしょう。