温泉

温泉のマナーと注意点

観光旅行の旅行先で楽しむ温泉は格別に気分のよいものですが、温泉の入り方には、いくつかのマナーや注意点があることをご存じでしょうか。まず第一に、湯船に入る前に、「かけ湯」をします。かけ湯とは、お湯で体を流すこと。これには、自分の汗や体の汚れを洗い流すと同時に、お湯の温度に徐々に体を慣らすという二つの意味があります。かけ湯が終わって湯船に入るときは、タオルを湯船に持ち込んではいけません。テレビの観光番組などで、女性レポーターがタオルを巻いたまま温泉につかる様子などがよく放映されていますが、本来あれはマナー違反なのです。観光客の中には、湯船に缶ビールなどを持ち込む人もいるようですが、これは論外。また、湯船で髪や体を洗うのも、他の人の迷惑になるので厳禁です。お湯からあがるときは、せっかくの温泉の有効成分を洗い流してしまわないためにも、シャワーなどは使わない方がいいでしょう。有効成分を残すには、軽くタオルを当てる程度にして、あとは自然乾燥にまかせるようにします。ただし、強酸性の温泉や硫化水素泉など、刺激が強い温泉の場合、「湯ただれ」を起こす場合があるので、肌の弱い人は軽くシャワーを浴びた方がよいとされています。温泉の性質は、観光ガイドなどであらかじめ調べておくとよいでしょう。

至高の温泉――日本三大名湯

温泉は、日本全国に広く分布していますが、その中で特に有名なものとして、日本三大名湯と呼ばれる温泉地があります。これは、草津温泉、下呂温泉、有馬温泉の三カ所のこと。草津温泉は、群馬県の高原リゾートに位置する温泉であり、リゾートホテルが立ち並ぶ中、街の中心部には古い風情の温泉街もそのまま残っています。草津温泉は自然が豊富で、草津白根山、“湯釜”とよばれる火口湖、草津国際スキー場など、観光・レジャースポットも多数。1600平方メートルの自噴泉から毎分5000リットルの湯が豪快に沸き出す「湯畑」は、有名な観光スポットでもあります。下呂温泉は、岐阜県を南北に走る「飛騨路」の中央にある温泉です。下呂町は四季を通じて祭りやイベントが多く、観光客を楽しませてくれます。有馬温泉は、日本三古泉の一つにも数えられる日本最古の温泉として知られ、日本書紀の「舒明記」にもその名が記されています。有馬温泉は豊臣秀吉がこよなく愛したことでも知られています。六甲山の山腹に位置する有馬温泉は、自然の景観も美しく、観光スポットとしても優れています。

エリア別・京都観光のポイント

観光都市として世界的に名高い京都。京都は大きく洛中、洛東、洛北、洛西、洛南という五つのエリアに別れており、それぞれ特徴的な表情を見せています。洛中は京都の中心地。京都の玄関口である京都駅があるエリアで、市街を一望できる京都タワーや、京都で一番の繁華街として知られる河原町・先斗町などが観光のポイントです。洛東は東山の裾野に広がる風情ある街。祇園界隈には、京料理の店が集い、舞妓さんが行き交います。このエリアには清水寺や慈照寺(銀閣寺)など、京都観光では外せない寺院が多数存在しています。洛北は京都の奥座敷と呼ばれ、素朴で豊かな田園風景が広がるエリア。観光スポットとしては修学院離宮や三千院などがあります。洛西は、京都観光の最重要ポイントの一つである鹿苑寺(金閣寺)のあるところ。嵐山や嵯峨野は桜や紅葉の名勝として知られています。また、太秦には東映太秦映画村があり、観光客の人気を集めています。洛南の観光スポットとしては、まず全国の稲荷神社の総本山である伏見稲荷大社があげられます。洛南はお茶と酒の産地としても有名で、宇治には宇治茶を扱う老舗や茶房が、伏見には造り酒屋が並び、多くの観光客が訪れます。

人気の京都観光

観光旅行の行き先で、近年特に人気が上昇しているのが、京都。京都観光に訪れた人の数は、2004年一年間で4500万人を突破、現在京都市は年間観光客誘致5000万人を目標にしているといいます。京都は地形的には盆地の中にあり、北山、東山、西山に代表される京都三山に三方を囲まれ、東に鴨川、西に桂川、南に宇治川が流れる美しい都。また、京都は日本の国宝の20パーセント、重要文化財の一四%を有し、清水寺や鹿苑寺(金閣寺)、二条城など14の寺社が世界文化遺産に登録されているなど、世界有数の歴史都市としても知られています。さらに、祇園祭をはじめとする伝統行事や、風情あふれる街並みなども、京都観光の大きな魅力となっています。