北朝鮮車の世界(1) 平和自動車

ほぼ情報が入ってこないため謎に包まれた北朝鮮の自動車市場。
ベンツのコピー車や木炭自動車などが走っているといわれている中で、韓国の合弁企業「平和自動車」というメーカーがありました(現在は自動車生産から撤退しているようです)
ここではその平和自動車について少し掲載します。
基本はフィアット、大陸系メーカーのライセンス生産が多いですが、一部は韓国メーカーのライセンス生産車等もあり非常に興味深いです。


■セダン

フィパラム

平和自動車初の四輪車で、フィアット・シエナのライセンス生産モデル。
車名のフィパラムは朝鮮語で「口笛」の意味で、金正日総書記が名付け親とされている。

 

フィパラムII

フィパラムの後継モデルであるが、車格は2つほど上がっている。
ベースは中国の華晨汽車(ブリリアンスオート)が生産している駿捷(輸出名BS4)で、エンブレムのみが変更されている。

 

フィパラムIII

フィパラムIIの後継モデルであるが、車格は1つ下がっている。
ベースは中国の華晨汽車(ブリリアンスオート)が生産している駿捷FSV(輸出名BS2)で、エンブレムのみが変更されている。

 

チュンマ

双龍・ニューチェアマンのノックダウン生産モデル。
エンジンは2.8リッターのみのためCM500S相当のモデルのみが用意されていた。
(上記の表では前輪駆動とされているが、チェアマンはベンツ・W124のプラットフォームをベースに開発されているため後輪駆動である。記載ミスだと思われる)


■SUV

 

ポックギII

中華メーカーのD-MAXコピー車のノックダウン生産モデル。
エンジンは恐らく中国ではおなじみの三菱製のエンジンを搭載していたと思われる。
駆動方式は2WDのみである。

 

ポックギIII

ポックギIIのピックアップモデルで、D-MAXのコピーモデルのライセンス生産モデル。
エンジンは恐らく中国ではおなじみの三菱製のエンジンを搭載していたと思われる。
駆動方式は2WDのみである。

 

ポックギ4WD

起亜・ソレントに現代・ニューサンタフェの顔を移植した中華製コピー車のノックダウン生産モデル。
恐らくエンジンは三菱製だと思われる。
平和自動車唯一の4WD車であった。


■バン

 

ポックギ

平和自動車の発売第2号モデルで、フィアット・ドブロのライセンス生産モデル。
車名のポックギは朝鮮語で「カッコウ」の意。
エンブレムもほぼ変更されることなくFIATエンブレムが装着されていた。

 

サムチョリ

華晨汽車(ブリリアンスオート)の金杯海師(ハイエースのライセンス生産モデル)、またはどこぞの中華メーカーが生産しているハイエースのコピーモデルのライセンス生産モデル。
車名は漢字で「三千里」と書く。
やっぱりエンジンは三菱製だと思われるので、コピーメーカーのライセンス生産車の可能性が高い。


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