
PAJERO(パジェロ)は、三菱自動車工業が販売するSUV型普通乗用車。
名前の由来は南米に棲む山猫のパジェロ(またはパンパスキャット、コロコロ)から。
パリ・ダカール・ラリーに毎年参戦し優勝などの好成績を残していることから世界中に知られている上に同車のファンが多く、また三菱自動車工業の国内におけるフラッグシップモデルとして位置づけられている。
全車種が岐阜県加茂郡坂祝町にある三菱自動車の子会社のパジェロ製造で製造されている。ちなみに、人口が10,000人に満たない同町の税収の大半がパジェロ製造からのものが占めるほどである。パジェロの中古車情報
また、三菱自動車工業の提携先である韓国のヒュンダイ(現代自動車及び現代精工(現・ヒュンダイモービス))では、『ギャロッパー』と言う名称で初代パジェロのライセンス生産を行った。なお、このギャロッパーは途中で大幅なデザイン変更を受け、『ギャロッパーII』になる。『ギャロッパーイノベーション』という、パジェロエボリューションを意識したモデルも登場した事がある。
パジェロエボリューション(初代:市販車)
パジェロエボリューション(2代目:2005年パリダカ参戦車)PAJERO EVOLUTION(パジェロ エボリューション、通称:パジェロエボ)はパリ・ダカール・ラリー(通称、パリダカ)を筆頭とするクロスカントリーラリー参戦のために開発されたマシンである。本稿では便宜上市販されたパジェロエボを「初代」、パリダカ専用で市販されない現行のパジェロエボを「2代目」とし、以後大きくモデルチェンジした新バージョンが登場した場合は「○代目」として区別する。
初代パジェロエボ(E-V55W)
1997年から2001年のパリダカはプロトタイプ(競技専用モデル)とガソリンターボエンジンでの参戦が禁止され、ホモロゲーションを取得すべく既存のパジェロメタルトップ(ZR-S)を改良したこのモデルが採用された。
エンジンはV6 3500ccの6G74を搭載するが、GDIに代わり可変バルブ機構"MIVEC"を採用してパワーアップ。(当時パリダカの市販車改造部門にパジェロで参戦していたプライベーターも4G63Tから6G74-MIVECバージョンに換装)
トランスミッションは5速MTとINVECS-IIスポーツモードAT(5速)。
サスペンションが四輪独立懸架"ARMIE"(前後ダブルウィッシュボーン・コイルスプリング)に、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)が4チャンネル式にバージョンアップ。
1998年のパリダカではジャン・ピエール・フォントネがこのマシンで総合優勝を飾っている。
2代目パジェロエボ(現行型)
2001年にパリダカのクラス分けが変更され、市販車改造クラスとプロトタイプクラスが統合される形でスーパープロダクションクラスが新設された。これに伴い再び市販車ベースからオリジナルマシンへと方向転換が図られた。増岡浩選手が初めてパリダカで総合優勝した2002年はマシンがまだ開発中だったため市販車(3代目パジェロメタルトップがベース)で参戦したが、翌2003年から2代目エボで参戦している。
デザインは市販のパジェロシリーズとは全く異なっており、スペースフレームに炭素繊維製ボディなど、どちらかといえば初代パジェロエボが登場する以前のパジェロプロトタイプに近い。
2005年のパリダカに参戦するモデルは、新開発の6G74をベースにしたV6 4000ccエンジンをはじめ、トランスミッションを高低切り替え機構付きの5速マニュアルから6速マニュアルに変更(4WDトランスファー部分はファイナル高低切り替えを存置)するなど、メカニズム等を大幅改良したものを採用した。2005年型パジェロエボリュ-ション紹介(三菱自動車工業)
関連して、日本のモーターショウなどには登場しなかったが、EUでは、市販用にテスト製作されたpajero EVO 2+2という車種が存在している。ジェネーブモーターショウのパジェロプロトの紹介(ドイツ三菱)
パリダカでは圧倒的な強さを誇り、三菱自動車は2001年以降、四輪部門総合優勝の6連覇を達成している。