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2007年6月の法令改正で中型免許制度が定められたため、試験車両も(新)大型一種免許の内容に準じた車両に改められ、最大積載量10t超・総重量20t超の前輪1軸後輪2軸の計3軸の大型教習車を用いて行われることになった。
(新)大型一種免許で運転可能な車両の大きさの範疇は、2007年6月以前における(旧)大型免許制度区分における特定大型自動車の範疇である。

普通一種もしくは大型特殊免許を取得後3年以上経過していることが運転免許申請の条件となる。
また、(新)普通一種を取得後、(新)大型一種を取得する場合は、取得時講習が課せられる。ちなみに(旧)普通一種(=8t限定中型)免許及び中型一種(限定なし)免許保持者については、取得時講習は免除される。

仮免許試験では、1,200m以上の場内走行の中で、踏切通過・交差点右左折・信号停止・隘路・坂道発進・路端停車及び発進・S字通過が試験課題である。仮免許試験の合格点数は持ち点100点からの減点方式の採点で60点以上。

本免許路上試験においては6キロ以上の路上走行と場内コースにおいて方向変換若しくは縦列駐車のいずれか及び後方車体感覚50cm以下が試験であり、場内課題・路上試験通し、持ち点100点からの減点方式の採点で70点以上が合格点数である。

●取得のきっかけ

中型8t限定を解除したら、運転免許の取得は一段落させるつもりだったが、指定自動車学校では同じコース内を悠々と大型教習車が練習走行していた。それが、発端か?中型8tの限定解除したくらいで満足できなくなった。笑
ともともとの考えとして法令改正が行われた2007年6月以前から大型免許は取得したかった事もあって、半ば勢いで申し込みを完了させてしまった。
このサイトを立ち上げている以上、大型一種免許も「一発試験」で取得すべきかもしれない。
しかし、法令改正後の大型一種免許の「一発試験」では、仮免許取得後に路上練習申告書と練習に用いた車両の自動車検査証&横のりしてくれた人の免許証の写しが必要になった。つまり、法令改正後の現在では車両・条件・技量ともにハードルが以前と比べて極めて高く設定されているのである。
運送業界に身をおいていない筆者にとって、この車種での「一発試験」でのスムーズ合格は、ほぼ不可能と思われ、その上自分自身にとって未知なサイズの3軸の大型自動車である。
改めてゼロからから基礎を学び、いずれの大型二種取得に生かせればいいということで、今回も一種は公安委員会指定の教習所(自動車学校)へ入校した。要するに「カネで免許を買った」ということである。カネで免許を買う以上、骨の髄まで大型車の取り回しを身につけて帰ってくる。それが目的なのかも知れない(笑)

◆大型一種免許取得記◆(指定校)

2008年5月下旬:申し込み手続き・適正検査・教習予約

中型8tの審査合格後、免許証裏書きを警察署で行い、限定なしの中型所持者となった数日後、中型8tの限定解除をした自動車学校へ出向き、大型一種の入校手続きをした。
先日中型8tの教習が終了したばかりで、当然なのだが卒業後一年以内ということで、前回入校時にあった「入校式」は出席の必要が無く、ロビーの片隅で写真撮影と視力&色識別・深視力の検査を受けて手続きは、終了。これで、いつでも大型一種の教習予約が出来る状態になった。

もちろん、早く乗ってみたいので運良く空いていたその日の最後の教習時間に予約を入れた。

2008年5月下旬:仮免前教習1時間目:外周・交差点通過・左右折・障害物回避

午前中の申込みに引き続き、運良く空いていた時間で1コマ教習を受ける。いきなりの夜間教習である。
中型8tの審査合格後であり、取り回しには少々自身があって臨んだ1時間目だったが、それはズタズタにうち砕かれた。

大型教習車は、中型車(旧制度での大型教習車)との比較で車体幅で20cm、車体長さで4mも大きくなる。
(新)大型一種の教習車は、自動車学校・試験場によってシングルキャブ・ダブルキャブの違いはあるが、全長11m以上12m未満・車体幅2.49m・車軸は前輪1軸、後輪ダブルタイヤ2軸の計3軸と(旧)大型試験車=現在の中型教習車に比べて格段に大きくなっているのだ。同時にリヤオーバーハングも中型の2倍程度の1m近くまでフルステアリング旋回時に外へ出てくる。これでは中型免許を持っているからといって、特段メリットがあるわけでもなく、あまり意味もなさない事がよく分かるものだ。強いて言えば、指定自動車学校では教習時限が中型免許所持で少なくなる&金額も安くなる。それだけだろう。
大型免許。免許センターで受けなくて良かったと内心かなりホットした。

教習と言えば、もっぱら最初の一時間は外周通過と交差点通過・交差点右左折・一時停止などであった。教習車は勿論平ボディだが、画像のように荷台があると仮定して、荷台四隅にそれと同じ長さのポールを挿し、看板下などを車両が通過出来るかどうかを見せて貰う。運転席のウインドゥ越しでみると結構ギリギリなのだが、それでもまだ余裕が有るとのこと。

車体サイズに関して、中型に比べすべての長さがかなり長くなっているが、教習で走っている外周コースは、勿論今までと同じサイズである。ステアリングを切り込み始めるタイミングが中型と全然違う感覚(遅く大きく切る動作)に釈然としないまま慣れる時間もなく1時間目の教習は終了。大型車の場合の右左折時は、中型車以上にハンドル操作量と運転席の振れ幅が大きくなるので、より遅いタイミングで大きく切り込む必要がある。そのためにはいつも以上に徐行で交差点を通過しないと内輪差とはみ出しが生じて、どうも上手くいかない。

2008年6月上旬:仮免前教習2時間目:隘路・路端発進

本日は2時間の教習。本日は一時間目の内容に加え、隘路・路端発進を行った。
まだ2時間目であり先日1時間の技能教習を行ったのみなので、相変わらず動きに精彩さは全くないものだった。

路端停車は、車輌を指定位置にヘッド前部をあわせて路肩より30cm以内で停車。その後右方向へ脱出していくもので、2007年6月の法改正より導入された新たな課題項目である。
停止すること自体はブレーキ操作は比較的容易。極低速のエアブレーキから油圧ブレーキのみでの制動速度になりそうな速度で進入すれば問題なく停止できた。それまでに車体を路肩と平行30cm以内にする必要があるが、路端ポールにが始まる前までにおおよその位置への寄せ付けをしておいたほうがその後楽である。車体長が有るが故にその後左右へ車体寄せの」修正を重ねてしまうと、どうしても路肩と車体が平行になるまで時間が掛かり停止位置までの修正が難しくなるからだ。停止後右方向への脱出になるが、リアオーバーハングがフルステアで1m弱出るので若干ハンドルを右に切っては戻し、進んではフルに切るという要素で脱出する。感覚的にはハンドル1回転で0.5-0.7m程度進行。その後ハンドルを直進状態に戻して0.5-0.7m程度程度進行。ここまでくればかなり左後ろはポールから安心範囲まで離れている。その後、キャビンの左ミラーの接触回避のため右フルステアリング&左後方再確認で脱出する。

隘路とは狭い道の意味であり、路端停車と同じく法改正により導入された課題である。実際の運転で高速道路SA/PAなどの駐車枠進入を勘案しているらしいが、今回の法改正では以前の大型一種より車輌・教習課題ともより実線向きな物になっていることは事実である。

隘路へは右進入若しくは左進入のいずれかが試験では課題とされるが、教習では勿論両方向からの進入を練習する。
中型8t解除の審査教習でも、同じ内容の教習をしていたので理屈は分かっていたが、指定枠と車体の比率は、この大型車のほうが余裕がかなり少なく感じる。実際に枠内に停止した状態で車体を降り確認する分にはそう感じないものの、運転をして枠内に収めようと車輌を進めている瞬間はかなり強くそう感じた。この感覚の違いは、前述もしたがはっきり言ってホイールベースが中型車の4.5m少々から大型車では7.5m少々といきなり3m近くも長くなり、運転感覚的に後輪を旋回の軸中心として車体が弧を描く動きが強まった以外にないと思う。運転席から旋回時の弧の中心が離れていることによって起きる感覚だと思う。
運転席の位置(=前輪タイヤの位置)が停止させたい枠の中心を過ぎるか過ぎないころにステアリングを切り始め、内側後輪が隘路停止枠の後部末端に重なるくらいで車体を誘導する。誘導途中では停止せず旋回開始から直角の位置に描かれた指定枠に収めるが、このときは旋回開始前に前もってスピードを殺し、ギア2で半クラでの駆動伝達程度のクリープのようなスピードが良いと思った。というかそれ以上速度が速いとステアリングの調整が忙しくなり、コントロールが大変忙しくなりはみ出し率が大きくなる。
それが最後まで慣れなかったことに加えて、自動車学校故に試験場と違い、他車種と混在して場内教習しているため、普通車の動きも気にせねば為らず、こちらの運転に専念しにくいと思ったものだ。

隘路・路端停車のこれら(新)大型仮免許の新課題。ちょうどこの様子が分かる動画が、You Tubeに有ったのでリンクとして紹介する(*小矢部自動車学校)

まあ、この手の大型車特有であろうか、左右いずれかにステアリングをフル近くまで切った状態で半クラで駆動を繋ごうとするも、クラッチ操作の荒さから、車体がグラグラ左右に揺れる。5tの中型車とは大違いで、これまた、その揺れはすさまじいの一言。教習書類が床に散らばり、指導員といえば左手で天井を押さえていないとどこかに行ってしまいそうな始末である。
クラッチ、、車輌によって状態は様々なので一概には言えないと思うが、私の時の教習車は完全に切れた状態から、一定の場所まで上げると半クラにならず、何故か車速に反応するくらいクラッチが繋がっってしまった。自分自身ではおとなしく繋いだつもりであうが、エンジントルクが強大な大型車両において、虫が地を這うような速度での調節は困難を要し、これも感覚で養って行く必要があるものだと改めて実感した。
「半クラを制する者はMTを制す。」というわけではないけれども、先ず半クラッチでの駆動力伝達&遮断がスムーズに出来ねば、これから行うであろう隘路やS字が上手く微速で通過出来るはずもないと思い、クラッチ操作にはかなり神経を使った記憶がある。

2008年6月中旬:仮免前教習3時間目:急制動(シュミレーター)

この時間は指定校教習のお約束でもあるシュミレーターでの教習である。まあ内容が「急制動」なので、実車でやってみたいところだが車輌への負担と危険性を考えるとシュミレーターになってしまうのだろう。

世の中の自動車シュミレーターの多くは、三菱電機製らしいが例に漏れずこのシュミレーターも三菱製であった。インパネやハンドルはたぶん三菱車の普通車であるランサーや三菱教習車をモデルにしているのであろう。ステアリングにはお決まりの「三菱マーク」があった。映像は、初代グランツーリスモ以下の様な感じだが、何かと細かい要素が降り込められ、実車教習の代用とされているのが頷ける。しかし、モーションについては急ブレーキ時のABSとシートベルトのテンショナー締め上げのみなので、酔ってしまう人も多いらしい。

さて、実際にシュミレーターで教習開始。
今回、車種は大型に設定されているので、目線やサイドミラー回りの画像は大型の感覚である。しかし、操作部は普通車のままなので、なにか感覚的におかしい。。しかも変速機もそのままなので大型なのにトルコン「AT」である。笑
内容は、実車教習ではなかなか遭遇しない、また遭遇しても仮免許ではリスクの大きい状態を架空設定して行われた。
大型車で急制動を行った場合、乾燥路・湿潤路・降水路・圧雪路でどう制動距離と車体挙動が変化していくか?空荷と定積載でどのように制動距離が変化するか?を知るコトが目的であった。
ひととおり、実車教習のような、いい緊張感を得られないまま教習をこなしていく。その点でシュミレーターは気楽であるが、乾燥路・湿潤路・降水路・圧雪路のそれぞれの運転感覚は実際の8割程度の感覚でしかない。たとえば、実際の圧雪路における微妙な路面状態の変化におけるトラクションの変化などは再現できる術もなく、あくまでも体験でありシュミレーターだと思った一時間だった。

2008年6月中旬:仮免前教習4時間目:S字・坂道発進・踏切通過

本日はS字・坂道発進・踏切通過の教習であった。

画像左側から順に普通車・けん引車・大型車の各S字通過の画像だが、普通車はコースに対して車体が小さく内側後輪に余裕が有ることがはっきり見て取れる。それにそれと比較しても12m大型車のS字は余裕が殆ど紙一重レベルである。

『S字・坂道発進・踏切通過』と文字で書くと簡単そうだが、相変わらず12mの大型教習車であるがゆえに、S字コースへの左折進入とS字コース内通過は苦労しきりである。動画内においても、左カーブで右前輪と左後輪それぞれの余裕が20cmあるかないか程度であることが見て取れると思う。それぐらいの余裕の少なさだ。

ちょうどこの様子が分かるようS字通過の動画が、You Tubeに有ったのでリンクとして紹介する。
私の教習の場合S字コースへは、外周コースから左折進入だったのだが、巻き込み防止の為に若干左への進路変更を行ったのちに進入を開始すると、慣れないうちは必ずといっていいほど左後輪が路肩角切りと接輪してしまう。これは、大型車の内輪差をまだ理解出来ていないからこそ接輪してしまうわけで、ハンドルの切り始めの時機を、いつものそれよりタイヤ円周半分だけ遅らせるように指導された。
しかし時機を遅らせて切れば、今度は右前輪がS字の外側縁石に接輪する角度でしか進入できない。。。かなり苦戦模様だ。

この進入通過方法の解決策としては、上記それぞれパターンの切り始め時機のちょうど間の位置で左へ切り始めて、左後輪の角切り通過を確認後、すぐに(アンダーミラーで確認して)右前輪の位置確認をする。右前輪と外側縁石がミラー内に見えたら、右前輪を外側縁石のカーブ半径目一杯に沿わせるために、右へハンドルを戻して調整。そうすれば、必然的に左後輪は切り始めの回転半径未満で円弧を描くようになり、左後輪の角切り接輪を防ぐことが出来るであろう。
しかしこの要領で技能指導員でさえ、完璧綺麗にこれが大型車で出来るのは10回のうち7-8回らしい。それだけ、車体とコース幅員の余裕が少ないということなのだ。。

2008年6月中旬:仮免前教習5時間目:仮免許へのみきわめ1回目

本日は、みきわめ1回目である。みきわめということから、仮免許試験の課題をすべて通しで確認されながら課題走行する。通常であれば、この時点ですべて一応なりとも綺麗に走行できるスキルが備わっていることが前提なのだが、実車教習がこれまでに3時間では、それも及ばすS字左折で案の定通過不能状態に陥る。
まじめに技能を修得しようとしているものの、その日その日で当たる指導員も様々、普通免許と違いこちらから指導員の希望もできない様子なので、前3時間の指導員が「はずれ」だったとしかいいようがない。。
今回は、中型8t限定でもお世話になった指導員。この人は、私の中では最高だった。大型免許ともなると、なぜこうすればこうなるというような理屈の説明もなく、ただ技量取得の教習が多い中、半クラッチや微速度コントロールの仕方を丁寧に教えてもらえた。
結局、この一時間は、今までの3時間以上の内容を吸収できた。指定自動車学校において、大型を受講する場合、指導員のスキルの良し悪しがそのまま取得スキルに反映するといってもいいかもしれない。

2008年6月中旬:仮免前教習6時間目:仮免許へのみきわめ2回目

日を改めて仮免許前のみきわめ教習の2回目である。前回までの事柄を踏まえたうえで最徐行でS字に進入する。大型車に乗ったことがある方ならおわかりかと思うが、運転席からミラー目視では、左側後輪の全体像を見ることはできない。それゆえ、この辺りに後輪が有るだろうというポイントを押さえ、車体を左縁石に寄せつつ進入していく。まあ徐々に寄せていては右前輪がクリアできないので、やはり「ここで!」というポイントを押さえた上のことだが。

若干、縁石と接輪しているようにもみえるがさらに切って右前輪の余裕を確認しつつ進入。その後、外側縁石に右前輪を沿わせていけば、なんとか5cmくらいの間隔を残して左後輪が角切りをクリアするのがかろうじて確認できた。冷や汗ものだが、無事通過である。
次の課題である隘路への進入も同じく最徐行、メーターがふれるかふれないかの微低速で停止枠へ誘導。今回は、切り返さず一発でOKだったが、やはり枠と車体はキツキツな状態での完了であった。
残りの課題の路端発進と踏切・坂道は問題なく課題をこなすことが出来、やっとのことで「みきわめ」の印を貰えたのであった。
ちなみにここまでの教習は、さすが(新)大型一種免許。いままでの免許取得の中で一番神経を使い、疲労困憊もしかけた6時間であった。

2008年6月中旬:仮免許試験

苦手な試験がやってきた。仮免許試験にかかわらず、試験と名の付くモノは私は苦手だ。
しかし、免許センターでの受験の時ほど緊張してはいない。同じ仮免許を取得するための試験であっても、自動車学校の試験は基本的に「通す為」の試験である。教習で習ってきた事を一つ一つミス無く、確実に行えば基本的な部分では問題無いはずである。たとえば免許センターのように情状酌量の一切存在しない完全なる採点で行われる「落とすための試験」ではない事が見て取れる事実であるからだ。

これらを比べて、では自動車学校は試験が甘いのか?といえば、そうではない!と言い切れる。運転の基本動作(発進時5点確認・合図・確認)などが教習で修得したから簡単に出来ると思いこみがちだが、この(新)大型一種免許に関しては、運転の失敗=加害事故になる可能性が限りなく他の免許に比べて大きいので、一発であろうが自動車学校であろうが、法令に準じた運転が出来ること以上に、この車体を自在かつ綺麗に取りまして、速度コントロールしていく技量が必要だと思った。なにせ車両サイズだけで言えば大型二種のバス型試験車よりもさらに1m長い12mもあるからだ。
しかし、この仮免許の合格点数は数ある免許群の中でも、一番低く設定された60点がボーダーラインである。中型・大型仮免許だけ60点とは何故だろう。。。

実際の試験では、発進・隘路・S字・踏切・坂道(坂路途中で停止後、再発進)・左右折・交差点通過・外周走行・路上障害物回避の内容で試験され試験走行距離は1200m以上である。私と言えば、まあ問題なく出来た感じだったが、75点での合格であった。
しかし、合格したところで、合格の「達成感」や「喜び」は、一発試験のように味わえるものではなかった。というか、一切無い。。。
それは、やはり高額な教習料金を払い込んで入校した指定校であるから「指定校の試験=合格して当然」という事が頭にあったからに違いない。

2008年6月中旬:本免前教習1時間目(路上教習)

本日から教習が、路上に移る。これが普通免許であれば、「今日から路上だよ!」楽しみな教習になってくる頃だろうが、楽しみもありつつそれ以上に緊張感が感じられた。
しかし、「こんな大きい車両で路上へ出て良いのか??」というのが率直な感想であり、案の定予想通りではあるが教習の間、周囲&後方確認にかなりの神経を費やすことになった。

いつもの感覚で車線真ん中よりを走ろうとすれば、指導員から「左寄りすぎ!!」と第一声。あまり、寄ったつもりは無いんだけれども。。と思っていたが、よく考えれば車体幅は2.5mもある。狭い道路の車線ではセンターラインに右側タイヤが覆い被さるくらいで走行してちょうどいい位なのであった。

教習は、路上1時間目ということもあり、国道のバイパスを中心に走行し、工業団地内を廻り、再び帰路に着くという比較的単純なコース。路上へ出て初めて感じたのだが、大型車ともなると、ステアリングへの路面状態のキックバックがかなりの具合で伝わってくる。舗装状態の良くない道路や橋の継ぎ目では、しっかりとステアリングを保持していないと車線をはみ出しそうなぐらいにキックバックが来る。教習車が平ボデで空荷という事もあると思うが、予想していた以上にかなり跳ねるので、それを押さえるので有る意味必死だ^^;。

また、左折も右折もサイドミラー無しには行けない。
指導員曰く、右折中に一度右寄り不足で右折したため、左後方直進車線内に居た軽トラックをかなりよけさせたらしい。。。。その後は、それを教訓にかなり路肩縁石との間隔を確認しつつ、交差点も減速して、徐行進行に心がけた。

車体を進めて行く上で気付いたが、大型車は、車体が大きい事だけでなく、普段から挙動や取り回しなど、これら特有の現象を頭に入れて運転していかなければならないと思った1時間目であった。

2008年6月中旬:本免前教習2時間目(路上教習)

私の場合、教習は殆ど2時間連続で受講しているので、先ほどの時間に続き同日の2時間目の教習である。

路上教習に出てからというもの、運転にかなりの神経を注いで運転しているも、車体感覚と公道の大きさが一致しない。。というか、とても道路が狭く感じる。おまけに前述のステアリングへのキックバックに注意しているがゆえ、シフト操作がイマイチおかしくなる。まあ、速度との兼ね合いで、場内では出しても4速止まりの事が殆ど。しかし、路上では7速まで入れる機会が多く訪れる。減速時のシフトダウンで一気に7速から、3速へ入れそうになったりと不安定きわまく、制限速度の60km/hがとても速い速度に感じて、若干の恐怖心と不安感に嘖まれて運転しかできず、まだまだ、乗っているにはほど遠く乗せられているという言葉そのものの2時間目であった。

路上教習中に感じたことといえば、右左折時のリアのオーバーハングの出具合がやはりおおきいこと。教習所のコース内のように規則的障害物が並んでおればよいが、路上ではそうはいかない。夏になると道路車線側へも伸びてくる街路樹、何気にかなり車道側に寄っている歩行者信号機、変則的に車線変更する一般車などなど。特に信号交差点右折帯から右折時、「」のように右折信号が出てからならば、左後方から直進車は来ないが、前方青信号が途切れ右折をする場合は、左後方からどんどん後続の直進車がすぐ左の直進帯を進行していく。これらが普通車ならばまだよいが、時々積載量5tや10tのトラックがやってくるから要注意だった。

2008年6月中旬:本免前教習3時間目(路上教習)

路上教習もこの時間で3時間目となり、大型車の取り回しにも若干の余裕が出てきた。この日は天候が思わしくなくワイパー操作が必要だったことなど、いつもと少し違う環境で教習が進む。

慣れてきたつもりでも、車体感覚はまだまだ不完全。本来ミラーを用いて車体を進めていく場所で、感覚でステアリングを操作してしまい、危うく右車線停車車両とスレスレという場面もあった事を書いておく。このときばかりは、指導員が横に居てくれ忠告してくれて助かった!と思ったのは言うまでもない。

また、教習中にワイパーを操作したつもりが同じレバーで排気ブレーキを「ON」にしてしまっていたらしい。
いつもでは聞いたことのないエンジン音=排気ブレーキ作動音がキャビンに響き、指導員がレバーを戻す。大型一種の教習及び試験においては、排気ブレーキは原則「オフ」の状態で進めることが通常であるらしい。
もっとも、この空荷状態での教習走行は平坦区間のみであるため、排気ブレーキは無くてもフットブレーキだけで十分なのだが。。

2008年6月中旬:本免前教習4時間目(場内課題:方向変換)

ここではYou Tubeの動画をリンクとして紹介する(*デルタ自動車学校)

この時間は課題は、場内課題である方向変換をすることであった。旧来、普通一種免許を取得した10年前では、方向変換と縦列駐車は仮免許試験の範囲内であったものが、現在では仮免許合格後の本免許試験の範囲内に変わっている。これは、普通・中型・大型の各一種試験すべて同じくである。

さて、練習開始。まずは左バックから教習スタート。車体左側に路肩から70cm-1m程度の側方感覚を開けて進入し、方向変換すべきポケットを左に見て一旦そこを通過する。左後輪がポケット角切りを越えて1m程度進行した位置で停止し、先ず5点確認。その後、後退を開始するのだが。。。
最初は、コツが分からずどの辺でステアリングを切り込み始めるか分からず、ポケットに入りきれない事が数回続いた。。。

普通車の場合はリアオーバーハングがない(限りなく少ない)ので、車体後端を目標に取って切り込み始めても大きく膨らむことは無かったはず。。。しかし、大型車の場合は、リアオーバーハングが普通車とは比較にならなく長いわけであるからリアタイヤを寄せていく感覚で後退する必要がある。
この先も普通車ポケットでは、後退開始時点でポケット最奧が目視出来るので、「ここへ入れる!」としっかり認識できるのだが、大型車の場合正直言って、車体長さ&ポケットの長さゆえに、感覚が全然分からない(笑)。
あたふた後退しているうちに目一杯ステアリングを回す場所を過ぎて、結局入らず。。

大型車はホイルベースの関係上、かなり早めは早めに動作をこなして、ステアリングを切る行動が速過ぎたくらいで、戻し調節する以外出来なさそうと気付いた一時間であった。

2008年6月中旬:本免前教習5時間目(場内課題:縦列駐車)

前述の同じくとして、縦列駐車の動画がYou Tubeにあったので、リンクした。

縦列駐車の場合は、普通車と理屈は殆ど同じで、左後輪がポケット前端に達したら、フルステアリングで角度を付け、車体右後端部分がポケット左奧のポールに重なった角度を維持して後退。その後、車体左前端がポケット前端を過ぎる辺りで戻し動作を始め、左後輪位置を調整ながら、車体角度を戻して後退。停止前に後方の車体間隔を50cm以下にまで接させて停止。サイドブレーキを引き、完了。という流れである。
この時点で注意すべきだと思ったのは、後退開始後ステアリングを左に切って角度を付けるとき、大きく外輪差によって、車体が外側に膨らむ軌跡を通ることである。大型車の多くの縦列駐車コースは、大きさと練習場・試験場のスペースの関係から外周路側に直接設置されているケースも多く、後退時右へ振ることから、本線上を後方から来る車両が無いことを確実に確認してから後退開始しなければならない。もし、本線上の車両を止めてしまった場合は、「後車妨害」にあたり、即刻試験中止になってしまうからだ。

縦列駐車では、最終的にポケットと平行して車体を収めるとき、サイドミラーのみに頼ってしまうような調整では、車体が平行になり難い。これは、サイドミラーが若干湾曲したミラーになっているせいであるが、目視にて前方&後方の末端ポールと車体のずれを調整したほうが、まっすぐになると私は思う。ミラーでまっすぐでも、だいたい斜めになってしまっている事が多い。

2008年6月中旬:本免前教習6時間目(特別項目:山坂道での教習)

教習6時間目は、「特別項目」という内容の教習であった。この「特別項目」という教習は、実施する内容が地域・場所によって異なり、山坂道に出向いたり、はたまたバイパスや高速道路だったりと様々らしい。実際、地域に多い形態の道路で教習が行われるが、多くの教習所では山坂道で教習が行われることが多いようである。

私の場合も例に漏れず、山である。教習所から延々数キロ山の方へ向けてひたすら教習車を走らせ、山道へ向かう。そこにたどり着くまでは制限速度40-50km/hの信号の少ない片側一車線の快適な道路なのだが、双方向の交通量は比較的多く、教習車の後にはあっという間に車列が形成されてしまう始末。
これは制限速度で走行している以上、仕方なくである。後方に続いた車列を気にせず走ることさらに数キロ、交差点を左折し山坂の有る道路(広域農道)へ。

この道路の制限速度は40km/h。教習車は勿論空荷であるが、勾配率10%近くの下り坂では、自然加速を抑えるためにギアを1つ下げ、フットブレーキを目一杯踏み込んで下ってちょうど良いくらい。。と思っていると、次は上り勾配10%になり自然減速に対し、加速の必要が出てくる。減速し速度維持してきたそのままの低いギアで、回転計を見ながら1500回転から2000回転のエンジンとしては、一番おいしいところを使うようにアクセルをコントロールしていくのである。
しかし、速度は相変わらず28〜38km/hをいったり来たりと、かなり遅め。大型車であるからトルクは太いものの、レスポンスは良いはずもなく、ターボ車ながらももっさりしながら加速していく感じと言えば例えが良いだろうか。

それを数回こなさねばならない区間を暫く走行し、また左折して教習所への帰途へ。普通一種でも山道教習があるところも多いと思われるが、この教習は普段の教習とは趣旨が違い、体験的要素の多い一時間であったと思う。唯一、失敗したのは普段から教習では「排気ブレーキ」はオフで走行する関係から、このときもオフで走らせてしまったことである。
指導員からこういうときこそ「排気ブレーキ入で減速しても良い」と教習終了後に言われて、試しておくべきだったかなと今更思う。

2008年6月中旬:本免前教習7時間目 路上教習+補足として縦列駐車の復習

前回までの2時間の場内課題の教習を終えると教習は、また再び路上教習に移る。今日はこの路上教習に加え、教習所コースへ戻って縦列駐車を数回行いたいと指導員にリクエスト。
しかし今日の本来の課題は路上教習なので、時間に余裕が有れば。。という程度ではあったが、路上教習から教習所へ帰ってきた後の10分程度、縦列駐車の練習をすることができた。

路上教習もこの時間で都合5時間目であり、車両をただ操り走行するという部分においては、かなり慣れてきていた。しかし、後方の2点の角とリヤオーバーハングの出具合が未だ、体で会得できていない部分が多く、指導員も気の抜けない同乗指導になっていることは間違いないであろう。

2008年6月中旬:本免前教習8時間目(路上教習+補足として方向変換の復習)

作成中

2008年6月中旬:本免前教習9時間目(路上教習+補足として方向変換の復習)

作成中

2008年8月上旬:本免前教習10時間目(卒業検定へのみきわめ)

遂に最後の教習時間である教習10時間目となる。この時間は、新たな課題等の教習ではななく、仮免許取得後9時間の教習が身に付いているか、試験を受けさせても良い運転技量になっているか指導員がみきわめる時間でもある。

いつものように車両のエンジンを始動し出発準備を整え終わると、まずは場内課題の方向変換と縦列駐車を行うように指示される。
いつまでたってもリアオーバーハングの感覚に慣れずにこわごわとしていた方向転換。ポケットに後退して前進するときも少しずつ前に進んではステアを切り足して脱出したように覚えている。というのも、未だにステアリングを右へ切った場合の車体左側に出るリアオーバーハングとポールとの間隔の感覚がいまいちであるためだ。

その後、いつもの路上教習コース へと出て教習は続く。午前中だったせいか比較的一般車も多くなく、前回までにたびたび指摘された交差点右左折時の目視確認と横断歩道の目視確認をきっちり行い運転していく。20分程度走行しみきわめは、特に問題ないということで市街地から自動車学校へ戻ることになったのだが、いつも路上教習で思うことがあった。
それは、交差点を直進するとき助手席の直ぐ左側に横断歩道の歩行者用信号機がいい高さでこちらを向いているということだ。車体幅2.5mでさらにサイドミラーが出ているため、運転席からちらっと見る分には、少しでも左に寄せてしまうとそのミラーでいつも信号機を引っかけないか気になって仕方がない。片側2車線であれば余裕が有るので問題ないが、対面通行で比較的狭い交差点で大型車同士で対向しなければならない場合など、どうしようかと思ってしまう。

2008年8月中旬:卒業検定(本免許試験) 方向変換(右バック)+路上走行

作成中

2008年9月下旬:免許証への併記(運転免許センター)

ほぼ同時進行の普通二種免許合格後、教習所での取得時講習も無事終了し、久しぶりに私の免許取得の本拠地でもある免許センターに戻っての手続きである。

今回、大型一種と先月一発試験で合格し、取得時講習をすませた普通二種を申請する。今回は、それぞれ個別に申請ではなく、今回の免許併記申請で2種類の免許(大型一種と普通二種)を一度に併記させようとした。まあ、その端的な理由としては通常で行けば2回分の免許発行手数料を1回にする為である。

二種類とも同じく一発、若しくは教習所卒業であれば、完全な同時申請になるのだが、今回は別々の流れ。これが発端で、当日はお役所的なたらい回しの洗礼を受けることになったのである。

予め、その旨を担当職員おばちゃんに伝えたものの朝8:30にまず普通二種を申請して、「では、あと1時間後の9:30に大型は申請してください。」と言われ、2回の売店をうろつき時間をつぶす。9:30になり、同じ要領で大型一種を申請して、今度は視力検査も受ける。ここでまた、「それでは11:00に免許証をお渡しします!それまで休憩です!」と全員に伝える。。。

「ここまで1時間待ったのだが、またさらに1時間少々待つのか。。。」

今度は、もう売店で時間をつぶせず、喫茶で遅めのモーニングを食べながら、潰すしかなかった。

その後、免許証受領の前にその分の証紙を納付するのだが、普通ならば申請免許は1種類。1,650円である。二種類以上は、2種類目以降の種類あたり200円が加算される。計1,850円なのだが、その200円加算という事を、説明係である安全協会のおばちゃん、いまいちこの仕組みを知っておらず、少し右往左往。。
その後、二種類の申請用紙を持って証紙売り場に並ぶと何故かすんなり、「1,850円です!」と1,650円・200円がそれぞれ張られた申請用証紙が出てきた。今まで何だったのだろう?
という流れで大型一種と普通二種の申請が完了し、新たな免許を手にして免許センターを後にした。

内容回数単価小計
大型一種(指定校)1179,000179,000
試験手数料(指定校卒業大型)1
2,000
2,000
免許併記申請(普通二種と同時)1
200
200
  合 計
181,200

◆免許取得後の総括と感想◆

旧制度の大型一種試験車(=現:中型一種試験車)との大きさの違いは、本文内で嫌と言うほど述べているが、やはりこの大きさを「大きい」と見るか、そうでないかによって変わってくるものであると思う。
旧制度の試験では「日頃4tロングに乗っているから〜試験車の5t車も、まあ大丈夫。。。」のような事が少なからず聞かれたが、現制度の3軸10tの大型試験車で教習・試験を受ける場合では、「4t乗っている。。だから何だ!」というくらいのレベルの運転感覚の違いがあると私個人的には思うものだ。まあ、教習や試験では幸いにしてロールーフの平ボディ車が殆ど。大きさ・長さはあっても、あくまで教習・試験だけで言えば高さまでは気にしなくても大丈夫であろう。
大型二種をとるつもりで大型仮免許から試験場で取得しようとしているならば、大型仮免許合格後、混雑しているの大型二種試験で、仮免許有効期限の残期日を気にしなくていいということ&大型一種で多少でも路上教習経験が積めるということから、安全パイとしても教習所卒業での取得はあながち間違えでは無かったと思う。

 

                    


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