トップ>中型8t限定免許 8t限定解除記

法令改正により普通免許は2007年6月2日より乗車定員10人以下で車両総重量5,000kg未満および最大積載量3,000kg未満に変更され、
その上位免許として中型免許が新設された。
そのため旧普通免許所持者は既得権の関係から、自動的に中型8t限定免許となり限定付きの中型免許所持となる。

このままでは、運転できる車両の大きさ(重量・総重量)は旧普通免許と変わっていない。
中型8t限定の解除は、その旧普通免許の運転可能範囲(総重量8t未満・最大積載量5t未満)を解除し、限定なしの中型免許にするものである。
解除により最大積載量6.5t未満、車両総重量11t未満の車両の運転と定員30名未満(運転手1名を定員に含む)のマイクロバスの運転も可能になる。

●取得のきっかけ

2007年6月から、道路交通法が改正され従来の普通免許と大型免許の間に中型免許が創設されることになった。ちょうどその時期、当時の大型1種を自動車学校入校で取得しようと目論んだが、法令改正間際のため大型免許取得者が殺到。。あえなく、取得機会は逃すことになってしまった。
それから半年、今度は免許書き換えで既得権から中型免許保持者になり「中型車は中型車(8t)に限る」という免許条件が書き加えられた。これでは何となく変な気持ちだ。今までと全く乗れる車両大きさは変わらないが、今回の法令改正で普通免許の条件が最大積載量3t未満になったためである。
元来、視力も悪くなくMTで取得した私は、条件欄が今ままでまっさら(無記入)であった。それが、ここにきてつらつら条件が書き込まれているではないか。久しぶりに自動車学校のカリキュラムを確認すると、「中型8tの限定解除」というカリキュラムが創設されているではないか!これは、解除しておかなければ!と自動車学校に入校した。

◆中型8t限定免許 8t限定解除記◆(指定校)

2008年3月下旬:入校申し込み

今回は、おとなしく指定自動車教習所に入校。そう、免許を金で買ってしまおうという行動である。しかし、休みなどの時間的制約を考えると指定自動車学校ならではの申し込み・入校式・予約・乗車・審査の流れに煩わしく感じる一面もあった。
本日は、代金を支払い自動車学校入校日の日程を決めておとなしく帰宅の途についた。

2008年4月上旬:自動車学校入校式

自動車学校の入校式。時期的に年度明けと言うこともあり、学校や会社で世の中は多忙な時期。よって新規入校者はすくなめだった。その日は数人の大型・大特・普通受講者の混成で入校式が行われた。
年度末近くから年度明けのこの時期は、普通一種取得者が減りその他の車種の取得者が増加するようです。入校するならこの時期が通年で一番空いていておすすめの時期でもある。 今回もこれら混雑具合を考えて時期を選んだといいましょうか。そんな理由です。

その後は、△を、△△△←こんな感じで制限時間内たくさん書いた利する内容の問題を30分ほどの間こなし続けた。
21459○21459
あさかお×あさがお
12345×12354

のような「警察庁推奨」と裏面に書かれた正誤解答試験)
これが、何の判断に使われるのかはイマイチ不明なのだが、とりあえず問題の量が多い上に制限時間が短く、全問回答が出来ない。焦る要素で運転に対すす傾向でも判断しているのであろうか?
これと同時に視力検査。両眼とも裸眼で2.0以上と即パスである。 私自身では、免許更新のごとくいつも通りの見え方であるが、昨今にしては見え過ぎの部類に入る視力だと思う。

次は深視力検査。限定を解除する場合は旧大型免許の免許基準に入り込む中型免許なので、深視力検査が必要になります。元来、普通免許として更新しつづけてきた私ですから、そんなものいままでしたこともなく下記のようなやりとりがあった。

担当指導員「えっと8tの限定解除だと、これするの初めて??」

私「はい」

担当指導員「真ん中の棒が前後し、それら3本が揃ったところでボタン押下します。」

私「仕組みは、判ります!」

担当指導員「では、スタート!」

ここで、真ん中の棒が鈍い音とともに動き出し。。。。。 合わせるのは、直感あるのみであわせる。
1回目、2回目、3回目。。。。。

。。

担当指導員「はい、OK!0.2cmと0.1cmと0.5cmで合格ね。」

私「・・・・・安堵」

。。

担当指導員「じゃあ次、大型一種の●●さん」

担当指導員「では、●●さんスタートね!」

●●さん「えっ?????わかりません。。」

担当指導員「そうか〜」

●●さん「ボタンを押しました」

担当指導員「。。。。6cm。。もう少し速く押して!」

●●さん「ボタンを押しました」

担当指導員「まだ、遅い!」

●●さん「ボタンを押しました」

担当指導員「もう少し速く!」

●●さん「ボタンを押しました」

担当指導員「もっと速く!」

●●さん「ボタンを押しました」

担当指導員「どう?感覚的に覚えましたか?では、私が「ハイ!」と言ったら押してね!(笑)」

教室内。。。苦笑

担当指導員「はい!そこ!!」

●●さん「ボタンを押しました」

このようなやりとりが暫く続き、結局10分程度かかって、3回の平均値を中に収めることが出来、入校OKとなったようです。笑
入校=お客さん、ですから何としても入校させなければ、売り上げにもならない指定教習所も必死ですし、●●さんも必死です。
しかし、免許更新の時の深視力検査は、こんなに甘くありませんから、ちょっとばかり心配ですね。

2008年4月上旬:教習1.2時間目

1時間目。「デカい!」それが正直な第一声の感想。いままで普通車以外乗ったことがない私には、教習車であろうとなんであろうと大きい
指導員が最初は運転して、外周・S字・クランク・坂道。。。と一通り走行していく。。。。簡単そうだ。。
新設された中型免許制度では、旧制度の大型一種試験に使用されていた4tベースの増積タイプである5tの教習車(試験車)が用いられる。
助手席から運転を見ている分には何ら簡単そうだが、乗ってみると車体の動きが鈍い!!。元々仕事でトラックを乗っているわけでは無い私にとって、比較的大きなタイヤ外径・キャビンとタイヤの位置・切れ角の違いから起こる普通車とは違う動きにとまどいながら教習が進む。
2時間目も何ら慣れるというのはほど遠く何とか操っている程度。ブレーキで減速してからシフトダウンすべきところをシフトダウンしながらフットブレーキでギアを繋いでしまい、車体の挙動は、かなりギクシャクしている。

根本的にブレーキでかなり減速してからシフトダウンです!

とお目玉を食らう。。

教習自体、審査教習ということで時間もトータル5時間。駆け足での教習になるのは目に見えている。それに加えて実際の試験にはない縦列・左バックも体験としてさせてもらった。結果クルマに慣れることが先ず必要と思った初日の2時間であった。

2008年4月中旬:教習3時間目

乗車3時間目、前回と同じ指導員だった。指導員いわく「中型車っていうのはね、普通車みたいにここに来たら、ハンドル一杯!とかではなくてね。。。」と。 要するにじわじわハンドルを切って車両を進めていきなさい!ということらしい。

3間目の課題は隘路への進入である。「隘路」とは狭い道のことであるが、たぶんここを見るかたはどのようなものか、すでに知っておられるであろうから、詳細は割愛する。
隘路の停止枠は、(新)大型と兼用であり色分けにて停止位置が区分されている。これに目が慣れるまで少々時間がかかったが、数回行うことによって感覚をつかむことができた。左進入の場合は、左後輪。反対に右進入の場合は、右後輪をそれぞれ枠後端部分に沿わせるような形で進入していけばいい。
中型車の場合は、まだ大型と違い枠と車体の関係においてかなり余裕がある。これが大型+大型枠になると寸分の狂いなく進入する必要があるが、中型の場合はまだ余裕が見て取れる車体と枠の位置関係である。
隘路進入手前で減速し、2速で進入。停止してしまうと減点になるので、ギアを2速のままにしておき、さらに減速しきったところで半クラッチにする。そして、そのまま停止枠に停止する。
私は、これらについては問題なく簡単に出来た。これは、ホイルベースがそこまで、大きくなっていない中型試験車だからこそ出来るごまかしもあるが、修正舵を入れればすぐに車体が反応する。それが中型サイズだ。大型3軸では全くそれは通用しない。なにせホイールベースが7mと長すぎるからだ。

その次は「路端発進」である。左側路端に30cm以内で路端に対して平行に車体を停止して、停止措置。その後右方向へ脱出発進するものである。ここでは、停止時における左ミラーギリギリでおおよそ30cmである。深視力が必要な内容である。またリヤオーバーハングがフルステアで0.5m程度右脱出時に発生するので、そのまま行けばリアがポールに接触してしまう。それをいかに出さず回避脱出するか試される。蛇足だが指定停止位置の前方にも逆L字形(『の形)にポールが設置されているのでキャビン左ミラーを当てないよう&ケツの出し過ぎに注意しながら脱出する必要がる。 やっと、ここに来て中型トラックを運転することが苦では無くなってきた。左右前方後方&ミラーの使い方に慣れて、若干ではあるものの挙動の先を予測しての運転が出来るようになってきたと感じる。
あわよくば路上にそのまま出ていきたい気分でもあるのだが、そんなことは出来るはずもない^^;

2008年4月下旬:教習4.5時間目(5時間目:みきわめ)

乗車4・5時間目。

もうここからいきなり後半戦である。そもそもこの中型8t限定解除(8tのみ解除)の教習時間は、限定解除の審査教習なので最低5時間。みきわめが行われる5時限目を除けば、教習開始からたった4時間の教習時間で場内を綺麗にそつなく運転できるレベルにまで達さなければならないということである。
最後の一時間は「みきわめ」として卒検の受験可否を決めるものなので、そのときにはすべて出来ていて当然のレベルでなくてはいけない。駆け足教習とは誰が言ったか言わなかったか、なにげに教習時間が足らない気がする。

隘路・路端停車を含むのこれら中型免許(8t限定解除含む)の課題。ちょうどこの様子が分かる動画が、You Tubeに有ったのでリンクとして紹介したい。(*デルタ自動車学校)

2008年5月上旬:技能審査(終了試験)

自動車学校で8t解除教習を受けた場合、場内の教習と場内試験のみで限定解除が出来る。

私の通った自動車学校の場合では、曜日別に試験が設定され毎週●曜日は、仮免許試験と限定解除審査、○曜日は、路上教習のある卒業検定というようになっていた。

まあ、試験を受ける側といえば、そんなことは関係なく、必死であるのだが。
さて、中型8t限定解除の試験課題は場内コースのみであり、クランク・S字・右バック・隘路・路端停車である。場内において1,200m以上の場内コースの走行を行い、その中で上記課題をこなしていく。それが試験内容である。
前述のとおり、場内コースと車体の関係は余裕があり、慣れればこれも問題ないだろう。とにかく、元気よく加速するところは加速し、課題は課題でゆっくり最徐行でこなしていくに尽きる。

2008年5月中旬:免許証裏書き申請

限定解除審査合格証書を受け取った翌日、早速警察署へ裏書きをして貰うための申請に出向いた。この申請はどの警察署でも申請を受理して貰えるわけではなく、住所地の管轄の警察署(若しくは幹部交番?)か、免許センターになる。私の場合、免許センターでは待ち時間が長くなるだろうと推測し、警察署で裏書きをして貰うことにした。

限定解除申請で併記申請ではないので、新たな免許証の発行はなく裏面に「●●限定解除 200X.XX.XX ●●県公安委員会」とゴム印と朱印が押されるだけである。過去5年の違反歴がなくなり(若しくは軽微1回のみ)で有効期限を3年から5年(青・ゴールド)にのばす目的の免許取得の場合は、併記の為に技能審査ではなく、新規車種の免種をする必要がある。

警察署カウンターで申請すると¥1,700の申請手数料を告げられ、県証紙にて納付。その後、裏面にスタンプが押された免許証が返ってくる。あっけない作業であり、ものの数分で手続きは完了。これで「中型(8t)に限る」の条件等のしがらみから開放されたのだが、この手続きはお役所的そのものであり、作業に対して手数料を取りすぎでは?朋大もう一面ものぞけた。

無事、裏書きも終えたのでこの時点で免許取得は完了しても良かったが、その前にこのサイトを立ち上げた。立ち上げたからには、「種類」欄が現状「中型」のみでは寂しい。。笑
いっそ、これから取ることが可能な「小特・原付・普通」以外全部埋めてやろうではないか!と思ったのも同時期と記憶している。それを実行に移すためすぐ翌週に「大型」の教習申請を自動車学校に行った。

大型一種取得記へつづく。。。。


内容回数単価小計
中型8t限定(指定校)
1
76,65076,650
免許証裏書(警察署)
1
1,700
1,700
  合 計78,350

◆免許取得後の総括と感想◆

10数年前初めての免許=普通免許を試験場で「一発試験」で取得した私でしたが、今回の「中型8t限定解除」も正直なところ試験場で一発試験してこようかと悩み考えた。世間一般的に考えれば、新たに免許を取得する場合「公安委員会の指定する自動車教習所」に入校するのが普通のセオリーであり、「試験場で一発。。。」のような発想は、微塵もないのが実情ではないだろうか?
試験場の存在を知っていても試験場受験は、「平日のみの試験日・なかなか試験日がこない・試験場まで距離が遠い・試験が難しい、試験が厳しい・試験官が怖い・試験官が厳しい・何かと大変・いつ受かるか不安。。」などと敬遠するケースも多く、一部の例外を除き現在では、ほぼ無視された取得ルートなのかもしれません。
自動車学校へ入校すれば、車種により各々指定された教習課程を経て、同自動車学校内で行われる審査(試験)に合格すれば免許取得となります。『免許取得というレールにお金を払って乗ったようなもの』というと例えが悪いかも知れないが。
メリットとして時間・コストで高額な教習料金を支払っても免許取得の確実性があるのは事実。しかし、申し込みまでは、コストと教習時間がネックになるが、一発試験で受けようかとも悩んだもの。
「一発試験」と多く語られる実際の試験場審査では「一発」どころか、2発・3発も場合も多々ありえる話で、私の(旧)普通一種仮免審査では12発もかかかった記憶がある。おまけに本免路上審査では2発かかり、これでは、コスト安・学科と実技の教習時間が省略された「一発免許」メリットが生かされず。。。
しかし、法令に則った運転技術を身につけておれば、短回数での合格も可能性があるとの話を改めて聞き調べ、これから先の上位免許は適宜試験場での「一発取得」を目指そうと目論んでいる。


 

                    


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