シリンダーヘッドオイル漏れ対策


 サベージはシングルエンジンのため気筒あたりのシリンダー容量が大きい。その分エンジンの熱による収縮も大きいと思われそのためかオイルの漏れ、滲みもよく見受けられるようです。(他の機種に比べて特別多いかどうかはわかりませんが)
 私のサベージも経年変化もあり、例に漏れずヘッドからのオイル漏れが目立ってきました。そこで、この対策を紹介してみます。

 オイル漏れの止め方の基本は漏れている場所のガスケットを交換、これにつきると思います。サベージの場合、シリンダーヘッドの脱着でもフレームからエンジンをおろす必要があります。ガスケット自体の価格は知れたものですがエンジンの脱着となるととってもめんどくさい。店に頼めばお金もかかる。 まず知り合いのメカニックに症状を相談したのですが、「オイルの漏れ止め剤」を試してみることを進められました。これだとオイルに追加するだけでいいので手間がかからないし、以外といい結果が得られることもあるそうです。だめでも元々。試してみる価値は在りそうです。
 買ったのはケミカルでは定評のある「ワコーズ」のシールコート、ところが買ってみるとカンの外側に注釈で
「二輪車のようにエンジンとミッションが一体構造の場合ーーーーーーーーーーーーーー「パワステ&ATシールコート」を使用してください。」と書いてある。どうも調べてみると二輪車に使うとクラッチが滑り出すことがあるようだ。
 で、ヘッド廻りをきれいに掃除してから「パワステ&ATシールコート」をオイル量の5%加えてみる。
 ほとんど効果はなかった。なぜならオイル漏れはヘッドガスケットからではなかったからだ。(シール材のほとんどはガスケットを活性化してオイルを止めるようです)
 結局効果はなかったけどオイルが漏れている場所を特定できたのでこれはこれで意味があったことにする。
 ではどこから漏れていたかと言えば、「26」これが銅製のガスケットになってます。「25」もそうですがこれが全部で4枚あります。それぞれから、オイルの漏れ、滲みがありました。「12」はゴム製のシールキャップになっているのでこれもついでに交換する。
 パーツの価格としてはほんとにしれたものです。ただし「24」のナットをはずすためにはシリンダーヘッドカバーをはずす必要があります。ですが、ヘッドカバーのみの脱着であればエンジンをおろす必要がないので作業は格段に簡単です。パーツリストの標準作業時間をみても1時間程度なので、店で頼んでも7000¥くらいの工賃ですむと思われます。

 一番大事なのはどこから漏れているかを明確に把握することだと思いました。
 手前に見えるナットも4カ所のうちの1カ所です。ナットの下に銅製のガスケットが入ってます。
 現在、メータ読みで19000km走行ですが、ヘッドの状態は思いのほかきれいでした。これなら当分オーバーホール無しで走れそうです。
 ついでにスタータギアの交換をしました。サベージテンのホームページ「メインテナンスの部屋」で紹介されていたスタータギアの対策部品です。放っておくと最悪の場合、クランクケースの破損に至る場合があるということでしたので、安心してセルを回せるように対策部品と交換しました。
 交換はバイクやさんにお任せしました。交換には専用工具が必要です。専用工具でないにしろめがねレンチだけでも36mmという大口径のものが必要となり、工具をそろえるだけで整備工賃以上の経費がかかるからです。
 クランクケースの補強はしていませんがギヤだけ交換しておけばまず問題ないだろうとの「さべ爺」さんのアドバイスでした。
交換した元パーツ

12611-24B01ギヤスタータアイドルNO1

12612-24B01ギヤスタータアイドルNO2

12600-24830 クラッチスタータ
対策パーツ

12611-24B02ギヤスタータアイドルNO1

12612-24B03ギヤスタータアイドルNO2

12600-24831 クラッチスタータ