全日本学生フォーミュラ大会(Formula SAE JAPAN)とは?

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現在の日本では少子化問題に加え学生の理系離れが深刻な問題になっています。

とりわけ、工学系分野では実践的なものづくりの教育が欧米諸国に比べ少ない傾向にあり、将来の日本を支えていく優秀な技術者の不足が懸念さています。

1981年アメリカでは教室の中だけでは優秀なエンジニアが育たないことにいち早く気づき、『ものづくりによる実践的な学生教育プログラム』として学生主体で製作・運営・競技するFormula SAE®を開催しました。

現在アメリカでは100校以上が参加する大会になり、多くのスポンサー企業のもとで将来自動車産業のエンジニアとして活躍したい学生のリクルーティングの場としても機能しています。

そこでこのFormula SAE®を高く評価した日本では、社団法人自動車技術会、自動車業界、などが中心となり日本版「Formula SAE JAPAN」が開催されました。この大会は将来自動車技術・産業の発展・振興に資する人材を「実際のものづくりの機会」を通じて教育していくことを目指しています。

具体的な大会理念としては、技術の理解を深め、実践的な能力を養い、創造性に満ちた技術者の育成を目指していて、人材教育の基盤づくりの一環として開催されています。

 

 

 

学生フォーミュラ大会の概要

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全日本学生フォーミュラ大会は、学生自らがチームを組み約1年間でフォーミュラスタイルの小型レーシングカーを開発・製作し、そのマシンで競技します。

競技には車検、コスト審査、プレゼンテーション、設計審査の静的競技とアクセラレーション、スキッドパッド、オートクロス、エンデュランス、燃費の動的競技が3日間にわたって行なわれ、車両能力だけでなくものづくりの総合力を競い、これらの総合成績から順位が決まります。

これらの競技車両はアマチュアレーサーに販売することを仮定して製作します。

よって、加速性、制動性、操作性、耐久性が優れているだけではなく、安全性、コストパフォーマンス、デザイン性、メンテナンス性なども必要です。また、1日4台の生産計画、実質コスト325万円以下で製作します。車両製作にあたって安全面では厳格で緻密なルールになっていますが。学生たちの知識や独創性や構想力が大いに発揮できるように、安全要件を除いた設計上の制約は必要最小限になっています。これら全て達成する為に機械・電気に限らず幅広い実践的な知識を習得するとともに、実践的な能力、チーム活動、マネジメント能力など学生たちがものづくりを通して貴重な経験を得ることになります。

 

 

 

 

 

 

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