3XVB復活編 管理人所有バイクの中では一番若い筈だがパーツは高い・・・。

 車歳は軽く10年OVERのロートルだけど


壊れて(壊して)しまった3XV。修理にはシリンダー、クランク、クランクケースの交換が必要。全て新品で揃えることを考えると正直諦め気味だった。サーキット用には予備パーツ郡からもう1台1KTを造るか腐っていくSDRを復活させようかななどと考えていた2006年12月、いつも厄介になっているショップで「3XVのレーサー買わない?」との話が。詳しい話を聞くとどうやら年式は同じで大量のスペアパーツがあるらしい。スペアパーツの存在に心が惹かれ(笑)オーナー様のガレージまで現車確認。元々はDFRのコンプリート車輌。鈴鹿サーキットで開催されていたガレージウルフ等に出走するためTZのパーツが組み込まれていた。

外装やホイール、大量のピストンやセッティングパーツ類の他に芯だしクランクまで付けてくださるとの申し出に有難くボーナスを献上。ただしこの時期はRZVもフルオーバーホールを行っていたため愛情度(?)が低いこいつにかまってやれるようになったのは3月になってからだった。自分の3XVを直すよりこっちを整備した方が手っ取り早いだろうという皆の意見は却下した。(笑)

REGIUS ACE (ハイエース200系)

3月某日賃貸倉庫からガレージに搬入。

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 レジアスエース(ハイエース)はトランポだけを考えればこれになってしまうのだが運転しててもつまらん。同じ車が街中にうようよしている。サーキットのパドックではあまりの多さに自分の車を見失う?といった欠点も併せ持つ。しかしなにも考えずにどんどん荷物を飲み込んでくれる点は最高だ。ジグソーとベルトサンダー片手にコンパネを床に貼ったが時間と手間を考えればオグショーやアクティブのキットを購入したほうが良かったかもしれない。

 

Hibernation (冬眠中・・・)

この日からこいつは冬眠状態だった。


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知人連中と某ミニサーキットに出発。半月ほど前に岡山国際を2時間程走行していたままタイヤのみミシュランからダンロップに変更した状態だった。予約なしでいったためすでに午前中の走行枠は満員御礼状態。このまま帰るつもりだったが遅刻してきたバイク屋店長が出現。「午後から走ろう!」となってしまった。

走行開始後20分位経過した1コーナー手前で後輪ロック。クラッチレバーを握ったままエスケープゾーンに退避できた。コーナー手前で逝ってくれただけラッキーか。(泣)なんにせよ走行中の方々に迷惑とならなかったことだけが救いだ。    

Lightening (どんがらバイク・・・)

プロダクションクラスで常勝を誇った3XVもこうなってしまうと哀れなものだ。普通はこのままパーツを剥ぎ取られていく余生を待つのみなのだが・・・。

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徹底的な軽量化を施し当時のファクトリーマシンYZR250よりも軽い車体。ただし自走できない・・・。

塗装されたフレーム、リアアーム類が格好悪い3XVのフレーム。今ではアルマイト加工されたフレームの方が珍しいがこいつの発売当時は凄く安っぽく感じたものだ。(デルタボックスやYPVSといった単語が死語となった今ではなんだがあの頃はカ○サキ車みたい・・・と思ったのが真相だ)

 

CRANKCASE (腰下)

右側が元々のケース。左側はヤフオクで入手したケースだ。ベアリング、シール類は全て交換するため取り外した。調子に乗って部品設定がないシフトシャフトのベアリングまで外してしまった・・・。泣く泣くTZ用を流用するはめになった。事前の準備をきちんとしなければならない典型的パターンだ。

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5000円の落札価格が信じられない非常に程度の良いクランクケース。3XVC(SPR)用との説明だったが3XVBにも問題なく使用できる。2人乗りが可能な3XVCはかつてのRSモデルをグレードアップしたかのような印象もするが多くのパーツが3XVBに流用可能で販売期間が長かった(部品供給期間が長い)有難いモデルだ。RZのクランクケースと比較すると1KTは非常にコンパクトに感じたがこいつはさらに小さいケースだ。極端な言い方をすればミッションとクランクシャフトを覆うような形で余分なスペースは全然ない。

 

RESERVE PARTS (クランクシャフト)

腰下を組み上げるのに必要となるパーツ群。3XVあたりの年式ならあまり問題にならないがパーツの品番は統合されていることも多い。したがって当時物パーツリストから発注するよりヤマハ発動機HP上で提供しているパーツ検索システムを利用した方が無駄がないだろう。

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ネット時代の恩恵で純正パーツも通販で購入できる良い時代だ。(管理人は亜光産業さんでまとめ買いすることが多い。凄く親切な上、一般ユーザー相手に割引販売までしてくれる。)93、94モデル合計で1000台しか販売されなかったモデルのわりにパーツが出てくるのは前述したSPRモデルの存在による。

 

CYLINDER (シリンダー)

当時の市販レーサーTZ250と酷似した形状のシリンダー。YPVS関連含め頻繁なメンテナンスを行わない市販車としてはどうかと感じてしまう部分でもある。

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入手時から付いていたシリンダーを再度組み付けることに・・・。非常に軽量、鋳鉄スリーブの入っているシリンダーとは雲泥の差がある。YPVSはカバーにガスケットもなく頻繁にメンテしてやらなければシリンダー近辺はあっというまに未燃焼のガスとオイルによりギトギトと化してしまうだろう。

シリンダーベースに入るスタッドボルトの固定は12ミリのフランジナットというのはTZR250全車種共通部分。通常のヘッド一体式トルクレンチは使用できない。ここいらのモデルを持っているならヘッド差し替え式のレンチは手に入れておいて損はない。

(多分。)

CRANKSHAFT (クランクシャフト)

譲っていただいた車輌に付いてきたクランクシャフト。ドッグファイトレーシングの芯だしクランクとのことだが審議は不明。

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画像はケースに仮組みした状態。この後洗油、混合ガスの順で洗浄し組み上げた。クランクケースとクランクシャフトはバイクを気持ちよく乗るための最重要部品だ。4ストロークモデルに対して消耗品となっている2ストの場合、破損するまで酷使されることが多い。正直分離給油の2ストオイルで「カストロールは×、ゾイル入れてるから大丈夫」といった根拠のない話を友人らからも聞くが管理人的には「分離のオイルは化学合成だろうが半化学合成だろうが何を入れていても一緒、混合が一番安全、吹けあがりも別物」だけどストリートではそうもいかないのも事実だ。でもカーボンがたまるとか焼きつくといった話は余程の粗悪オイルでない限り他の要因によるものだ。ノーチェックのオイルポンプやカーボンがてんこ盛りになるまで乗ってはイカンということですね。自分自身はヤマルーブを愛用するがカストロール747あたりの香りは猫に対するマタタビのようにやられてしまう。(笑) 

 ASSEMBLY (くみたて)

V型エンジンは組み付けもパラ2エンジンのように簡単にフレームには載ってくれない。木片等をかましたりして慎重に作業した。

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作業する人間の高齢化によるパワーダウンが一番の原因だったりする。(笑)実際、RZVのエンジンなど無造作に持ち上げると即時昇天(ぎっくり腰)だ。でもフレームにエンジンが載ると一気にやる気が出てくるのも事実だ。ここまで来ると早く乗ってみたいという気にさせるのだろう。

 

 

 

TZR250R 3XVB

エンジンが載ってしまえば後は楽勝。ではない。サービスマニュアルに記載されたハーネスやワイヤーの取り廻しを確認しながらやらないと結局やり直すはめになる。保安部品、分離給油システム関連によりオーナー自ら整備することなど拒否しているかのようだ。やはりこのモデルはプロダクションレーサーが本来の姿でストリート仕様(販売時の姿)は本来の用途に非ずといった所だろうか。管理人も現状復帰を目指して修理したが今では混合仕様で乗っている。そのうちエアクリーナ以外は全て外してしまおうと思っている。元の製造個数からすればしょうがないのだが各パーツが高価なのが痛い。でもクローズドコースで乗ると本当に楽しいマシンだ。個人的にはTZ系のパーツを組んでまでパフォーマンスアップを図ろうとは感じないがドナーとなったもう1台の3XVもそのうち復活させてみようと思う。

(よぶんな物をとっぱらいました・・・)


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